最終更新日:2017/02/21
Syllabus
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概要
対象年度
年度
2017
期
(週1コマ)春期
開講時限
水5
開講学部・学科等
政経
科目コード
632030900
科目ナンバー
授業名
統計学総論(基礎)
英文授業名
Principles of Statistics (Basis)
担当教員
山田 茂
授業形態
講義
e-learning利用
その他:
担当形態
単独
関連する授業
経済統計学(基礎)経済統計学(各論)統計学総論(各論)
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
経済統計学(基礎)経済統計学(各論)
後続関連授業
統計学総論(各論)
教職課程科目
教科に関する科目
テーマ・キーワード
日本経済の現状の理解
授業の概要・ねらい
経済関連の統計を中心に作成方法・結果の理解のしかた・基本的な分析方法などを解説する。時系列統計が中心。受講生の理解の状況を確認しながら、以前の内容を随時復習する。
「数学」を入学試験で受験しなかった学生に理解が難しい可能性が大きい。1,2年次用科目の「経済統計学」を履修していないと理解が難しい。高校数学の「数学I」「数学A」「確率・統計」の教科書を復習しておくと、理解の助けになる。
授業の前半では、配布物の問題を解説する。後半は、小テスト(春学期中3回前後)または端末室での実習。後半は端末室へ移動する場合が多い。小テストの場合は移動しない。実習の結果は、当日でなくても6月末までに見せれば、同じ扱い。4年生⇒1年生⇒3年生 の順に優先。
重要な統計が公表されると、順序を変更して解説する。
到達目標
経済関連の統計を中心に作成方法・結果の理解のしかた・基本的な分析方法などを身につける。時系列統計が中心。
教科書と準備するもの
山田茂編『インターネット対応 統計資料集 2014』成文堂
中央図書館1階「指定図書」の棚と2階(分類番号351)にあります。
問題形式の資料を毎回配布。(小テスト・期末試験は 教科書・講義中に配布した資料を参照しながら解答する形式)
教材の一部は「統計学総論の教材ページ」(URLは下記)からダウンロード可能。この教材ページに連絡事項も掲載する予定。
http://home.t06.itscom.net/ecyamada/souron.htm
参考書
近昭夫『演習統計 増補版』産業統計研究社 1997年
近昭夫『現代の社会と統計』産業統計研究社 2006年
永濱利廣『経済指標はこう読む』平凡社新書 2006年
鈴木正俊『経済データの読み方 新版』岩波新書 2006年
みずほ総合研究所『22歳からの日本経済入門』毎日新聞社 2008年
小塩隆士『新聞によくでる経済データのよみかた』日経ビジネス人文庫 日本経済新聞出版社 2013年
吉本佳生『高校生からの経済データ入門』ちくま新書 筑摩書房 2013年
山田茂編『インターネット対応 統計資料集 2012』産業統計研究社
中央図書館1階指定図書の棚と2階(分類番号351)にあります。
多摩図書館・鶴川図書館 351 の棚にもあります。
評価の基準
期末に筆記試験を実施できない場合は、小テスト・端末室での実習・レポートなどの平常点を基本とする。筆記試験が実施できる場合は、期末試験の結果に平常点を最大10%程度加味する方式となる。小テストの受験は、端末作業の直近の課題のチェックを受けている学生に限定。
平常点のカウント方法は、受講生の人数によって変更する(細部の情報は、このページの「関連リンク」欄からリンクがある「統計学総論の教材」ページに掲載する)。
端末室の利用が必要なので、「情報処理」の科目を受講したときのID番号・パスワードが印字された書類を持参すること。あるいはパスワードを覚えている必要がある。端末室利用の希望者が多いときは、上の学年を優先する。
細部は、受講生の人数によって変更する。端末での実習の際には、パスワードを覚えている必要がある。希望者が多いときは、上の学年を優先する。
数学関連内容の比重は、「経済統計学」よりは小さいが、他の大半の科目より大きい。
具体的評価方法
春期試験・小テスト・端末での実習など。
春期試験が2011年度のように実施できない場合は、最終講義日の小テストで代用。小テストは春学期中に3回前後実施する。端末作業の課題の提出件数、学年と学生番号で指定するので、そのうちから原則1回受験すること。4年生は全部受験してもよい。小テストの範囲は、初回から当日前半までに説明した部分(端末・表計算ソフトの操作法を含む)。電卓が必要な問題が大部分。携帯電話・スマートフォンなど通信機能がある機器持ち込み不可。
春期末の筆記問題の形式は、計算・選択式および記述式。電卓持ち込み不可。配点は、計算問題60%前後、記述式20%前後、選択式20%前後。期末試験は「再試」なし。
計算問題は、「内定率」「就職率」「求人倍率」「物価指数」「完全失業率」「景気動向指数」「従属人口指数」「賃金の分位数間の差」などの算出。
端末作業の課題提出は、印字された印刷日が指定された期限前であることが必要。
小テストの受験は、端末作業の直近の課題のチェックを受けている学生に限定。
関連リンク
統計学総論の教材
,
端末利用講習会
,
経済統計学のシラバス
,
山田茂の個人ページ
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
端末実習の機会を増やします
単位互換
特記
授業計画
第1回
内容
序―1大学卒業予定者の就職希望率・内定率:去年の同じ時期と比べる意味
大学卒業者の就職先の業界:全数調査と標本調査
離職率:データがカバーしている範囲を考える(正社員とそれ以外)
グラフの効果:棒グラフ・円グラフ・折れ線グラフなど
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index19.htm
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第2回
内容
序―2「平均貯蓄額」への違和感の原因:なぜ多すぎると感じるか?
分布の中の「平均」の位置:モード(最頻値)・メディアン(中位数との対比
「貯蓄」の範囲
http://www.stat.go.jp/howto/lecture4/01.htm
総務省統計局;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第3回
内容
物価指数(I)
指数の対象と作成方法 生計費と「消費支出」
消費者物価指数 「経済の体温計」
http://www.stat.go.jp/data/cpi/index.htm
総務省統計局;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第4回
内容
物価指数(Ⅱ)
「モノ」と「サービス」の変動傾向
企業物価指数・企業向けサービス価格指数
「バブル」と企業向けサービス
a1 日本銀行
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第5回
内容
景気関連統計(I)
労働力調査・求人倍率 失業の把握方法 年齢別失業率
毎月勤労統計調査 日本企業の労務政策
http://www.stat.go.jp/data/getujidb/index.htm
総務省統計局;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第6回
内容
景気関連統計(Ⅱ)
生産動態統計
設備投資・建設統計
http://www.meti.go.jp/statistics/index.html
経済産業省;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第7回
内容
景気関連統計(Ⅲ)
景気動向指数 個別指標と算出方法
ビジネスサーベイ(法人企業景気予測調査 短観)
1 内閣府
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第8回
内容
人口関連統計の作成方法
国勢調査
人口動態統計 合計特殊出生率の意味 国際比較
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html
厚生労働省;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第9回
内容
将来人口の推計方法
人口の高齢化・少子化
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/
社会保障・人口問題研究所;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第10回
内容
統計調査のタイプ
調査統計(全数調査・サンプルセンサス・サンプルサーベイ)
業務統計
総合加工統計
http://www.stat.go.jp/howto/lecture2/index.htm
総務省統計局;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第11回
内容
調査環境の悪化 回収率の低下 個人情報への関心
調査結果に含まれる誤差
http://www8.cao.go.jp/survey/h18/h18-hogo/index.html
内閣府政府広報室;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第12回
内容
・労働力方式:労働力調査
・有業者方式:就業構造基本調査
・女性のM字型有業率
・「産業」と「職業」
http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm
総務省統計局;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第13回
内容
・労働時間 毎月勤労統計調査 労働力調査との対比
・賃金統計 賃金構造基本調査 企業規模格差 終身雇用制
分散度の測定方法
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/52-19.html
厚生労働省;
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第14回
内容
春期の数理的処理に関わる部分についての復習
電卓の利用が必要な問題を含む
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記
第15回
内容
春期の数理的処理に関わる部分についての復習 その2
電卓の利用が必要な問題を含む
授業時間外における学修(予習・復習等)
配布資料の空欄を自力で埋めておくこと
授業実施特記