最終更新日:2017/03/24
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 木1
開講学部・学科等 政経
科目コード 631031500 科目ナンバー
授業名 現代ヨーロッパ政治史
英文授業名 Political History of Contemporary Europe
担当教員 川島 耕司

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
近代ヨーロッパ政治史
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード ヒトラー、ナチズム、旧ユーゴスラヴィア紛争、ヨーロッパ統合、移民、人種主義、民族、ナショナリズム

授業の概要・ねらい 本講義では、戦争とナショナリズムの問題を中心に20世紀のヨーロッパ政治史を学んでいきます。戦争や紛争はなぜ起きるのか、それを防ぐにはどうすればいいのか、人種や民族に関わる問題にどのように向きあえばよいのかといった点を考えていきます。

全授業のうちの3回は知識構成型ジグソー法によるグループワークを行います。この学習法により皆さんは相互に説明し合いながら問題意識を育むとともに基礎的な知識を得ることになります。

その他の授業は以下のような構成で行います。

①小テストの講評(15分)
②通常の講義(45分)
③レスポン──講義の途中に(5分)
④グループワーク(20分)
  うちアイスブレイク5分、主要テーマ15分
⑤学生の発表(5分)

グループはあらかじめ指定しますので、受講者は自分のグループの所に座ってください。グループワークにおいてはまず司会者を決めます。司会は持ち回りです。司会者は出席をとって、その日のテーマに関する一人一人の意見を聞いてください。その後、グループで話し合いを行います。原則的に授業の最後にグループの意見を発表してもらいます。話し合いのテーマはこちらから指定します。「今日の授業を受けて考えたこと」とする場合もありますが、より特殊なテーマにすることもあります。

グループはできる限りさまざまな学年が入り交じるように決めますので、学年を超えた意見交換の場となります。時々アイスブレイクを行い、グループ内の意思疎通を促し、より深い議論ができるようにします。皆さんの取り組み次第でコミュニケーション力を身につける貴重な場ともなり得ます。積極的な参加を期待します。

また授業の半ばにはmanabaのレスポンを使い、皆さんの理解度を尋ねることも行います。
到達目標 ナチズム、旧ユーゴスラヴィア紛争、ヨーロッパにおける移民受け入れ問題に関する基本的な知識を獲得する。こうした問題と、人種主義やナショナリズムとの関連を説明できるようにする。グループワークにおいては、自らの意見を根拠とともに提示することや、また他者の意見を聞く中でより深い議論を展開できるようにする。小テストにおいては、学習した事項と自らの体験や既習事項と結びつけ自らの考えを文章化することができるようにする。
教科書と準備するもの 特に教科書は使いません。

この授業ではmanabaを使います。できれば前もって各自がmanabaに入れるようにしておいてください。またmanabaのなかにあるレスポンという機能も使いますので、ネットに繋ぐことができるスマートフォン、タブレットなどをもってきてください。当日それらを使用できない場合は、こちらが用意した紙を使ってもらいます。
参考書 木谷勤、望田幸男編著『ドイツ近代史』ミネルヴァ書房、1992年。
石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』講談社、2015年。
柴宜弘『ユーゴスラヴィア現代史』岩波書店、1996年。
月村太郎『ユーゴ内戦――政治リーダーと民族主義』東京大学出版会 、2006年。
関根政美『エスニシティの政治社会学』名古屋大学出版会、1994年。
宮島喬『移民社会フランスの危機』岩波書店、2006年。

その他は授業中に指示します。

評価の基準 講義のなかで提示されるテーマ・キーワードの意味を自分の言葉で説明することができる。
歴史的出来事と自らの経験をつなぎ合わせ、文章に表現することができる。
与えられたテーマを他の学生と議論し、自らの理解をより深めることができる。
具体的評価方法 定期試験(50%)
小テスト(35%)
受講態度(15%)

定期試験の比重は半分しかありませんから、定期試験のみで単位を取ることは不可能です。毎授業後のmanabaによる小テスト、受講態度を重視して下さい。受講態度に関しては、授業中の私語、グループワークへの参加姿勢を考慮します。

manabaによる小テストは毎回行います。通常、「授業を受けて考えたこと、疑問に思ったこと、調べてみたいこと」をmanabaに書き込んでもらいます。締め切りは次の月曜の24時までとします。携帯電話や自宅のパソコンなどからも入力可能です。受講者は必ずあらかじめmanabaに入れるようにしておいてください。書き込みには、基本的に提出1回ごとに1点から4点を与えるということにします。小テストの評価の基準に関しては授業中に詳しく指示しますが、学習内容と自らの経験や既習事項を関連させた書き込みの評価は高くなります。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
より議論しやすいテーマを提示する。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
授業の概略について。
グループワークの意義や進め方について。
授業の評価方法。
小テストの書き方と評価方法。
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第2回 内容
ヒトラーとヨーロッパ(知識構成型ジグソー法)
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第3回 内容
ヴァイマル共和国崩壊の政治的要因
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第4回 内容
ナチズムと優生学
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第5回 内容
人種主義と政治
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第6回 内容
ヒトラーの政権獲得
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第7回 内容
第2次世界大戦の展開
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第8回 内容
冷戦期のヨーロッパと民族問題
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第9回 内容
東欧の民主化と民族問題(知識構成型ジグソー法)
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第10回 内容
ユーゴスラヴィアと第2次世界大戦
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第11回 内容
20世紀後半のユーゴスラヴィア
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第12回 内容
フランスと移民問題(知識構成型ジグソー法)
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第13回 内容
ヨーロッパにおける移民の歴史
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第14回 内容
移民の統合に関する諸問題
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記
第15回 内容
ヨーロッパ統合の展開と移民問題
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を受けて考えたことをmanabaの「小テスト」欄に書き込んで下さい。
授業実施特記