最終更新日:2017/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 水4
開講学部・学科等 政経
科目コード 631026500 科目ナンバー
授業名 日本政治思想史A
英文授業名 History of Japanese Political Thought A
担当教員 工藤 憲一郎

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 日本政治思想史B
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 政治思想・思想史・日本史

授業の概要・ねらい 日本という国に生きた人たちの政治に関するものの見方・考え方についての歴史を見ることで、現在の日本の政治・社会を規定している思想的側面について考えるうえで必要となるであろう基礎的な歴史知識の習得を目指します。
本授業では、古代~近世前期の日本における政治思想史について講義します。
到達目標 ①日本における政治思想についての歴史に関する基礎的知識を習得できている。
②日本の歴史のなかで展開された政治・社会の動きと思想とのあいだの相互規定性について理解できている。
教科書と準備するもの 使用しません。
参考書 必要に応じて適宜指示します。
評価の基準 ①日本における政治思想についての歴史に関する基礎的知識が習得できている。
②政治・社会と思想とのあいだの相互規定性について理解できている。
具体的評価方法 評価の基準で示した項目について、主として定期試験で評価・確認します。ただし、総合評価においては、授業内での発言状況や受講態度などの平常点も加味して判断します。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
2016年度の授業に関しては、諸事情により十分な準備期間をとることができず、また講師の経験不足もあって、結果的に満足のゆく授業を提供できなかったことについては、大いに反省しているところです。
アンケートの結果を真摯に受け止めて、改善に努めていきたいと考えています。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業全体のアウトラインについて説明します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、当科目のシラバスを読んでおくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
政治思想とはなにか
日本の政治思想史について具体的に見ていくうえでの前提として、政治思想という概念について講義します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
「日本」という国家意識の形成①
弥生時代~平安時代における国家意識の形成について、東アジアの国際関係の影響なども視野に入れながら講義します。
今回は主に弥生時代を扱います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
「日本」という国家意識の形成②
弥生時代~平安時代における国家意識の形成について、東アジアの国際関係の影響なども視野に入れながら講義します。
今回は主に古墳時代を扱います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
「日本」という国家意識の形成③
弥生時代~平安時代における国家意識の形成について、東アジアの国際関係の影響なども視野に入れながら講義します。
今回は主に飛鳥時代を扱います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
「日本」という国家意識の形成④
弥生時代~平安時代における国家意識の形成について、東アジアの国際関係の影響なども視野に入れながら講義します。
今回は主に奈良時代を扱います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第7回 内容
「日本」という国家意識の形成⑤
弥生時代~平安時代における国家意識の形成について、東アジアの国際関係の影響なども視野に入れながら講義します。
今回は主に平安時代を扱います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
統治理念としての「撫民」①
鎌倉時代の武家政権の統治思想について講義します。
今回は主に幕府執権・北条時頼の思想を扱います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第9回 内容
統治理念としての「撫民」②
鎌倉時代の武家政権の統治思想について講義します。
今回は主に朝廷と幕府の政治理念上の対抗関係を扱います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
太平の世における「忠」①
江戸時代の武士の忠誠意識について講義します。
今回は主に赤穂事件を題材とします。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
太平の世における「忠」②
江戸時代の武士の忠誠意識について講義します。
今回は主に『葉隠』や主君押し込めなどを題材とします。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第12回 内容
「仁政」という思想①
江戸時代の武士による統治を規定していた政治理念について講義します。
今回は主に仁政思想形成の契機について解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
「仁政」という思想②
江戸時代の武士による統治を規定していた政治理念について講義します。
今回は主に仁政思想の発展について解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第14回 内容
「仁政」という思想③
江戸時代の武士による統治を規定していた政治理念について講義します。
今回は主に被治者身分への仁政思想の影響について解説します。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、授業を受講していだいた疑問点を整理しておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
春期授業のまとめ
当科目の授業内容について総括し、定期試験に関する説明を行います。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習については、前回授業における疑問点をまとめ、必要に応じて授業内で質問できるように準備しておくこと。
復習については、これまでの授業全体を振り返り、定期試験に向けて講義内容をよく理解しておくこと。
授業実施特記