第1回 |
内容
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労働法の定義 〜 講義の進め方(年間計画) 労働法は、憲法と民法的側面を持つ社会法である。労働法の対象は4つの分野にまとめられていたが、1985年代以降の労働法の改正により、個別労働紛争解決と労働審判の2分野が加わった。市民法とその市民法の修正を展開する。法律体系を概観する。 【事例】「職工事情」1巻52~53頁 |
第16回 |
内容
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労働基準法の意義と法的効力 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
労働法の仕組みと理念について考える 【キーワード】憲法22・29・27・28条、民法、市民法と社会法、判例法理、ADR、 【予習】テキストⅠ「労働法の意義と目的」 p36~p44 【復習】労働法の定義については、その法の対象範囲を定め、労働法が国法秩序の中でどこに位置するかを考え、労働法の特質を再認識して下さい。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第2回 |
内容
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労働法の過去・現在 人間の働き方は、きわめて経済事象に左右される。 【判例】福音印刷所事件・大審院大正11・5・29、民集1巻259頁。 授業時間外における 学修(予習・復習等) 働き方の過去・現在 【キーワード】労働力の過剰供給、労働力の摩滅、特殊商品化、団結禁止法、治安維持
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第17回 |
内容
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雇用の平等原則
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ「労働法の意義と目的」 p18~p22 【復習】人間の「働き方」は、古代、中世、近代、現代と変化してきたことを概観し、世界の 働き方と比べてみよう。特に、産業革命以降の働き方の課題を調べて下さい。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第3回 |
内容
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労働法の過去・現在・未来(労働法規の変遷) 世界の働き方と日本の戦前戦後の働き方を概観する。 【判例】医療法人新光会事件・最三小昭和43・4・9民集22巻4号845頁。 学修(予習・復習等) 【キーワード】団結禁止法、治安維持法、工場法、労働三法、1985年以後の労働法、
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第18回 |
内容
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男女同一賃金の原則 均等待遇の原則 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ「労働法の意義と目的」 p18~p35 【復習】我が国における戦前と戦後の労働法の相違は、日本国憲法の制定と労働基本権の保障 にある。現行の労働法の特徴と戦後の変遷を概観し、まとめて下さい。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第4回 |
内容
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労働法の当事者(労働者・使用者・労働組合) 民法における「役務契約」 【判例】新国立劇場運営財団事件・東京高判平成21・9・16労判989号1 学修(予習・復習等) 労働法の当事者 【キーワード】委任、請負、雇用、労働者、 |
第19回 |
内容
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使用者の権利とセクシャルハラスメント 労働給付債権と賃金債務 指揮命令権 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ「労働法の当事者」 p45 労働法の当事者である労働者・使用者・労働組合について調べて下さい。 【復習】民法の雇用と労働法上の労働者とどこが違うのか、まとめておいて下さい。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第5回 |
内容
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労働契約の権利義務と労働条件の決定 ここでは、労働契約の特質とその性格について学ぶが、ことに労働条件の決定について理解しておきたい。 【判例】F 社Z事業部事件・東京地判平成13・12・3労判826号76頁。 【キーワード】労働契約、従属労働、労務提供と賃金支払い、付随義務、 |
第20回 |
内容
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労働契約の成立 民法と労働法 (期間の定めその他の原則)
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「労働契約の権利義務 p60~p75 【復習】労働関係に入るには、労働契約の性質を理解しなければならない。雇用契約とどこが違うかを考えて下さい。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第6回 |
内容
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労働関係の形成 採用の自由は、使用者のもつ経営の要諦であり、労働者にとって労働関係の形成にあたる。 ここでは、採用内定、試用契約、採用内定取り消しについて考える。 【判例】三菱樹脂事件・最大判昭和48・12・12民集27巻11号1536頁。 学修(予習・復習等) 労働関係の形成 【キーワード】労働契約、採用の自由、身元保証契約、募集、内定、内々定、採用内定 |
第21回 |
内容
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試用契約と採用内定 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】使用者の採用の自由について考え、あなたの就活の流れを考えて見よう。 テキストⅠ 「労働関係の形成」 p76~p22 60分 【復習】採用内定の取消権と使用契約の相違について考えて見よう。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第7回 |
内容
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労働関係の展開(人事) 長期雇用の下では、しばしば身分を維持しながら労働条件が変更される場合がある。このようなことを人事というが、労働法上は労働契約の変更というきわめて重要な契約変更となる。 【判例】東亜ペイント事件判決・最高裁昭和61・7・14労判労判477号6頁。 |
第22回 |
内容
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人事における出向、配置転換、 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「労働関係の展開」 p84~p93 【復習】事情変更の法理について調べておこう。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第8回 |
内容
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労働関係の終了 労働関係の終了は、本人の死亡、会社法人解散、期間満了、退職、合意解約、定年、解雇、懲戒解雇がある。 【判例】高知放送事件・最高裁昭和52・1・31労判268号17頁。 【判例】ラクソン事件・東京地判平成3・2・25労判588号74頁。 【キーワード】死亡、会社法人解散、期間満了、退職、合意解約、定年、解雇自由の制限 |
第23回 |
内容
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転勤における法的効果、
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ「労働関係の終了」p94~p99 【復習】テキストここでは、労働関係終了の基本を考え、解雇権の濫用法理についてまとめて下さい。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第9回 |
内容
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企業組織の変動と労働契約 会社の組織変動に伴い、労働者はどのように位置づけられるか。 【判例】高知放送事件・最高裁昭和52・1・31労判268号17頁。 【キーワード】合併、吸収、労働契約継承法
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第24回 |
内容
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賃金の定義と年俸制 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「企業組織の変動と労働契約」 p112~p117 【復習】会社法の吸収合併を見てみよう。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第10回 |
内容
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懲戒 懲戒および懲戒事由は、就業規則に記載された場合に法的効力を持つ。 【判例】大阪地裁堺支・平成15・6・15労判855号22頁。 【キーワード】就業規則、企業秩序、内部告発、戒告、けん責、出勤停止、懲戒解雇
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第25回 |
内容
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賃金の支払い原則 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「企業秩序と懲戒」 p186~p195 【復習】内部告発者の懲戒について考えてみよう。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第11回 |
内容
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懲戒2 懲戒および懲戒事由は、就業規則に記載された場合法的効力を持つ。 【判例】関西電力事件・最高1小昭和58・9・8労判415号29頁。 【キーワード】就業規則、企業秩序、内部告発、戒告、けん責、出勤停止、懲戒解雇
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第26回 |
内容
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労働時間 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「企業秩序と懲戒」 p186~p195 【復讐】企業秩序についてまとめてみよう。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第12回 |
内容
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賃金 賃金は、その意義について理解し、「額。本人直接、保証」の三大原則を説明できるようになりたい。 【判例】日新鋼事件・最高裁平成2・11・16民集44巻8号1085頁。 【キーワード】賃金の構造、年功序列賃金と年俸制、出来高払い、労働の対価、ノーワークノーペイ、最低賃金、賃金支払い四大原則、 不当労働行為の意義と経緯 |
第27回 |
内容
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年休と残業 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「賃金」 p120~p131 【復習】報酬と賃金の相違についてまとめてみよう(民法623条と労基法11条)。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第13回 |
内容
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賃金2 【判例】小田急電鉄事件・東京高判平成15・12・11労判867号5頁。 【キーワード】賃金債権の確保、賞与、企業年金、退職金、退職金 割増退職金、就業避止義務違反 |
第28回 |
内容
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解雇,解雇自由の限界(労基法上の解雇制限、禁止)整理解雇 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「退職金・賞与の問題」 p132~p139 【復習】テキスト企業年金と退職金の相違について考えよう。60分
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第14回 |
内容
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労働時間 【判例】三菱長崎造船所事件・最高裁昭和52・1・31労判268号17頁。 【キーワード】労働時間の意義、労基法上の労働時間、法定労働時間、6つの労働時間、
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第29回 |
内容
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労働協約・就業規則の意義と効力 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「労働時間」 p140~p152 【復習】6つの労働時間の違いについて説明できるようにする。60分 授業実施特記
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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第15回 |
内容
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まとめ
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第30回 |
内容
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企業の合併と分離 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
【予習】テキストⅠ 「労働法」 p1~p161 【復習】論点の解法を整理しましょう。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
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授業実施特記 |
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授業実施特記 |
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