最終更新日:2017/03/19
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 水6,金3
開講学部・学科等 政経
科目コード 631021400 科目ナンバー LWL02653
授業名 政治学原論B
英文授業名 Principles of Political Science B
担当教員 安永 勲

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 「政治学原論A」「政治学史A・B」「政治過程分析」「政治体制論」
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
「政治学原論A」
後続関連授業 「政治学史A・B」「政治過程分析」「政治体制論」
教職課程科目
テーマ・キーワード 現代の政治理論(行動論政治学)、現代政治哲学、現代政治イデオロギー

授業の概要・ねらい 本講義は「政治学原論A」「政治学原論B」を通して、(1)古代・中世および近代、および(2)現代の主要な政治理論家とその政治理論、さらに現代の政治的イデオロギーについて講義する。当「政治学原論B」ではとりわけ(2)および(3)について講義する。 
到達目標  ・現代の主要な政治理論を理解し説明できる
 ・行動論政治学の代表的理論家を挙げ、その理論を理解し、概略的に説明できる。
 ・現代政治哲学の代表的理論家を挙げ、その理論を理解し、概略的に説明できる。
 ・現代の代表的イデオロギーを挙げ、説明できる。
教科書と準備するもの 三浦信行・石見 豊・安永 勲(編著)『政治学講義』(成文堂)
参考書 主として、教科書章末に挙げている参考図書を参照のこと。
その他は、授業中に適宜指示する。

評価の基準 下に掲げる到達目標の達成度について定期試験と(授業への参加状況・受講態度および課題提出))を通して評価する。
具体的評価方法 秋期末試験7、その他3の割合で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
かつて板書を中心にした授業形式を採っていたが、アンケートの要望を考慮してパワー・ポイントを使用する授業形態を導入した。しかしスライドの移行が速いとの指摘を受けて余裕あるスライドの移行に心掛けたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:授業の進め方、方針および評価方法について説明したあと、近代政治の代表的理論である社会契約説を考察していくに当たり、改めて春期15回授業を振り返る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 特になし。
授業実施特記 特になし。
第2回 内容
社会契約説(1)として、T・ホッブズを取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 特になし。
第3回 内容
社会契約説(2)として、J・ロックを取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 特になし。
第4回 内容
社会契約説(3)として、J・J・ルソーを取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 2・3・4回授業に関連して課題(1)を課す。翌週提出(控えをコピーして保管しておくこと)
第5回 内容
知識の定着化を図り目標達成の資するために課題(1)について講評し説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 特になし。
第6回 内容
現代政治理論(第二次世界大戦後米合衆国で隆盛を極めた科学的政治学=行動論政治学)に至る経緯を辿るために、まずA・F・ベントリーおよびG・ウォーラスを取り上げ講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 特になし。
第7回 内容
続いて、シカゴ学派とりわけその代表的理論家の一人であるG・D・ラスウェルを取り上げ、シカゴ学派の政治理論の三つの特徴を挙げながら、行動論政治学へと至る経緯および行動科学とは何かについて説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 特になし。
第8回 内容
知識の定着化と目標到達に資する課題(3)を講評し説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当項目料を読み、不明な点のチェックをしておく。
復習:授業ノートと配布資料で授業内容の理解を深める。
授業実施特記 特になし。
第9回 内容
政治学の行動科学化に拍車をかけた「行動論革命」について説明し、その先導者の一人D・イーストンの政治体系論について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 特になし。
第10回 内容
続いてK・W・ドィッチュを取り上げ、そのサイバネティクス政治理論について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 9・10回授業に関連し課題(3)を課す。
第11回 内容
知識の定着化と目標到達にしするため課題(3)を講評し説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:教科書該当項目料を読み、不明な点のチェックをしておく。
復習:授業ノートと配布資料で授業内容の理解を深める。
授業実施特記 特になし。
第12回 内容
D・イーストンの「脱行動論革命」および行動論政治学の限界・問題点の説明から、政治哲学の復権に至る経緯について説明し、現代政治哲学の対照的な二名の政治哲学者(J・ロールズおよびR・ノージック)を取り上げる。まずロールズの「正義論」を講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 特になし。
第13回 内容
次いで、ノージックの「最小国論」を講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:指定教科書を読み関連箇所を整理する。
復習:配布資料および授業ノートで関連箇所を再整理し理解を深化させる。
授業実施特記 11・12回授業に関連し課題(4)を課す。翌週提出(控えをコピーして保管しておくこと)
第14回 内容
ロールズ、ノージックともにliberalismに依拠する哲学者であるが、「liberalismの変容」と題して古典的自由主義以降の自由主義の変容と変種について講義する。まずはclassical liberalismからmodern liberalismへの変遷の経緯について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配布資料を読み、要点を整理する。
復習:配布資料と授業ノートで再整理し理解の深化に努める。
授業実施特記 秋期末定期試験について説明をする!!
第15回 内容
14回に続いて、今回はliberarismの変種として、neoliberalismおよびlibertarianismについて講義し、秋期授業を閉じる。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:配布資料を読み、要点を整理する。
復習:配布資料と授業ノートで再整理し理解の深化に努める。
授業実施特記 特になし。