最終更新日:2017/03/08
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)通年 開講時限 金1,金2,金5,金3,金4,金5
開講学部・学科等 体育
科目コード 625000700 科目ナンバー
授業名 救急処置実習A-Ⅲ
英文授業名 Practice of Emergency Medical Service A-Ⅲ
担当教員 喜熨斗 智也

授業形態 講義、演習、実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 複数
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
救急処置実習A-Ⅰ、A-Ⅱ、解剖学、生理学、生化学
後続関連授業 救急処置実習D、外傷学、救急医学
教職課程科目
テーマ・キーワード 救急処置、救急医学、外傷学、特定行為、挿管、静脈路確保、薬剤投与

授業の概要・ねらい 授業の概要
人の命を救う救急救命士、大学という最高学府を卒業して学士を持った救急救命士となる。それが国士舘大学卒業による学士であるということを心底熟慮して頂きたい。その上で、世のため人のために生きるという決心、救急現場は既に始まっており、逃げ隠れ出来ないという覚悟を持って頂きたい。そして「noblesse oblige(仏)」:人は与えられた気高い立場に応じて多くの責任を背負わねばならないということを認識して頂きたい。ここにこそ国士舘大学体育学部スポーツ医科学科で救急医学を学ぶ意義が存在すると信じるからである。

授業のねらい
救急救命士として傷病者の観察・処置などの基本を理解し、刻一刻と変化する病態に対し、確実な救命が実践できることを目的とする。また病院前における医療資器材を用いた救急救命処置等の理論及び、具体的な救命処置技術について実習を通して理解する。 AⅠ、AⅡの内容を前提により高度な知識と主義を学んでいく。

到達目標 到達目標
 1.座学、実習を表裏一体として、救急救命士としての知識と実践を体得する。
 2.救急救命士として正確な観察、病態評価、資機材を用いた特定行為など、あらゆる病院外救命を習得する。
 3.救急救命士国家試験に合格する基礎知識を身に着ける。
教科書と準備するもの 教科書
救急救命士標準テキスト(改訂9版):編集 救急救命士標準テキスト編集委員会 へるす出版 上下全2巻、定価(本体9800円+税)
参考書 参考書
ネッター解剖学アトラス 原書第5版 Frank H.Netter、 相磯 貞和
入門人体解剖学 改訂第5版 藤田 恒夫 (著)
カラー版 イラストによる 中枢神経系の理解 第3版 杉浦 和朗
JPTECガイドブック (JPTEC協議会)
JRC蘇生ガイドライン 2010(2015) (日本蘇生協議会、 日本救急医療財団)
評価の基準 評価
救急救命士になると決断した瞬間から救急現場は始まっているという理念の下、救急救命士としての基礎能力を会得したか否かを判定する。

実技試験:AⅠ、AⅡでの内容を礎に、実習で得た能力について判定を行う。傷病者に対する合理的対応と論理的病態把握が出来ているかについて判定を行う。

筆記試験:AⅠ、AⅡでの内容を礎に、実際の救急救命活動に生かし得る学力を得たか確認する。出題は原則救急救命士標準テキストより行う。

レポート:実習内容の予習・復習に寄与するため、レポートの提出を求める。 これを提出しなければならない。
具体的評価方法 授業態度:人の生死に直接触れ、甚大な影響を及ぼす救急救命士である。実直で真摯な態度が求められる。
具体的評価方法
 実技試験並びに筆記試験は本試、追再試のそれぞれ1回ずつ、計2回のみおこなう。
 実技試験:合否を判定する。不合格のまま単位が出されることは無い。
 筆記試験:得点率60%以上の点数獲得を以て合格とする。不合格のまま単位が出されることは無い。
 レポート:指示されたレポートの全提出を前提とする。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
良好である
単位互換
特記 座学・実習表裏一体

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション、
CPRスキルチェック
CPRに関する病態生理、除細動に関する病態生理
第16回 内容
静脈路確保5:実施訓練
静脈路確保の意義と病態生理
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第2回 内容
CPA患者における隊活動1
不整脈に関する病態生理
第17回 内容
生体穿刺1回目:衛生、安全
病院内での安全管理
リスクマネジメント
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第3回 内容
除細動のスキルチェック
CPA患者における隊活動2
心肺停止時の病態生理、ショック時の病態生理
第18回 内容
薬剤投与1:導入;IC~静脈路確保~薬剤投与、薬剤投与の適応・効果・禁忌
薬剤に対する医学的考察
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第4回 内容
LM/LT/WBの取り扱いと操作1;特定行為について
LM/LT/WBの取り扱いと適応・禁忌"等に関する病態生理
第19回 内容
薬剤投与2:IC~静脈路確保~薬剤投与
ショック・心不全の病態生理
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第5回 内容
LM/LT/WBの取り扱いと操作2;特定行為に関与する法律、
インフォームドコンセントの意義
第20回 内容
薬剤投与3:まとめ
IC~静脈路確保~薬剤投与スキルチェック
意識障害の病態生理
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第6回 内容
LM/LT/WBの取り扱いと操作3:まとめ
LM/LT/WBの取り扱いに関するスキルチェック
非心原性心停止の病態生理
第21回 内容
生体穿刺2回:穿刺手技の充実
秋期中間筆記試験
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第7回 内容
隊活動による気道異物除去
呼吸器疾患・異物窒息の病態生理
第22回 内容
拡大2行為Ⅰ-1:血糖測定ブドウ糖投与
新特定行為について
血糖測定・ブドウ糖投与の適応・効果・禁忌に関する医学的考察
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第8回 内容
気管挿管1:導入
気管挿管に関する解剖生理、気管挿管の適応・禁忌に関する医学的考察
第23回 内容
拡大2行為Ⅰ-2ブドウ糖投与、低血糖
低血糖の病態生理
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第9回 内容
気管挿管2:IC~実施~救命士報告
トラブルシューティング、呼吸器系疾患の病態生理
第24回 内容
拡大2行為Ⅰ-3:ブドウ糖投与;まとめ、処置拡大総論
ブドウ糖投与スキルチェック
ブドウ糖投与の効能に関する医学的考察
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第10回 内容
気管挿管3:IC~実施~救命士報告、
エアウェイスコープ
エアウェイスコープに関する医学的考察
第25回 内容
生体穿刺3回目:抜針と感染防御
病院実習について1
生体穿刺の意義に関する医学的考察
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第11回 内容
気管挿管4:まとめ
気管挿管スキルチェック
春期中間筆記試験
第26回 内容
拡大2行為Ⅱ1:クラッシュ・ショックに対する輸液
クラッシュ・ショックに対する輸液総論
ショックの病態生理
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第12回 内容
静脈路確保1:導入
静脈路確保の目的・適応・禁忌に関する医学的考察
穿刺静脈選択に関する医学的考察
第27回 内容
拡大2行為Ⅱ2:クラッシュ・ショックに対する輸液
クラッシュ・ショックに対する輸液の意義に関する医学的考察
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第13回 内容
静脈路確保2:IC~実施~救命士報告、安全管理
針刺し事故防止に関する医学的考察
第28回 内容
拡大2行為Ⅱ3:実施想定訓練
病院実習について2
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第14回 内容
静脈路確保3:IC~実施~救命士報告
心原性心停止の病態生理
第29回 内容
期末実技試験、
A-Ⅲまとめ1
クラッシュ・ショックに対する輸液の病態生理学的背景
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。 授業実施特記 実技、講義、ディスカッションなどを行う。
第15回 内容
静脈路確保4:まとめ
静脈路確保スキルチェック
心原性疾患の病態生理
第30回 内容
総合演習、A-Ⅲまとめ2
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を読破しくくること
予習2:与えられたレポート課題を施行してくること。
復習:病態生理学的背景をシミュレーションで体得するべく、一行為ずつ熟慮しながら自然と体が動くなるようになるまで該当主義を身に着けること
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習1:指定教科書、配布資料を習得してくること
予習2:与えられたレポート課題を全て提出していること。
復習:救急救命に要する教科書レベルの内容を習得できていること。
授業実施特記 試験期間中に春期期末筆記試験 授業実施特記 試験期間中あるいは授業気管内に秋期期末筆記試験