最終更新日:2017/03/07
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)通年 開講時限 木1,木2,金4,木3,木4,金4
開講学部・学科等 体育
科目コード 625000500 科目ナンバー
授業名 救急処置実習A-Ⅱ
英文授業名 Practice of Emergency Medical Service A-Ⅱ
担当教員 杉本 勝彦

授業形態 講義、実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 複数
関連する授業 救急処置実習A-Ⅰ
救急処置実習A-Ⅲ
救急処置実習B-1、B-2(病院内実習)
救急処置実習C-1、C-2(救急車同乗実習)
救急処置実習D
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
救急処置実習A-Ⅰ
後続関連授業 救急処置実習A-Ⅲ
救急処置実習B-1、B-2(病院内実習)
救急処置実習C-1、C-2(救急車同乗実習)
救急処置実習D
教職課程科目
テーマ・キーワード 救急救命士の基本スキル獲得

授業の概要・ねらい 救急救命士の資格を取得するために必要な基本的観察方法及び観察結果に基づく判断及び救急処置能力の向上を目的とした講義と実習を行う。
また、観察処置に必要な資器材の取扱方法の習熟についても実習を行う。
到達目標 救急救命士として基本的なベースとなるレベルのスキルを獲得する。
使用できる救急資器材の取扱に習熟する。
教科書と準備するもの 救急救命士標準テキスト改定第9版上下巻
 監修:救急救命士標準テキスト編集委員会
 ヘルス出版
 19,600円+税
救急現場のバイオメカニクス
 監修:田中秀治 編著:張替喜世一、土井龍雄
 荘道社
 1,995円(税込み)
JPTECガイドブック
 編著:一般財団法人JPTEC協議会
 ヘルス出版
 3,400円+税
参考書 救急処置スキルブック
 監修:田中秀治
 荘道社
 5,200円+税
救急資器材取扱マニュアル
 救急業務研究会 編著
 東京法令出版
 3,800円+税
救急技術マニュアル
 救急業務研究会 編著
 東京法令出版
 3,800円+税
評価の基準 救急救命士の資格を取得するために必要な基本的観察を行う事が出来る
観察結果に基づく判断及び救急処置を適切に行う事が出来る
観察処置に必要な救急資器材を適切に行う事が出来る
具体的評価方法 実技試験で80%以上及び筆記試験で60%以上を合格とする
小課題(実習レポート・解剖生理レポート)の提出は必須とする。
実技試験 45%
筆記試験 45%
小テスト 5%
小課題  5%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
理解度を深める為に、各項目の問題点となる背景について個別の設問などで確認する。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
・授業内容及び到達目標などを提示
傷病者観察と判断
・救急処置概論について講義する。
・意識清明傷病者の観察実施要領について実習を行う。
第16回 内容
ガイダンス
・授業内容及び到達目標などを提示
傷病者観察と判断
・春期観察要領の復習
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習としてAⅠ実習で実施した観察要領について復習しておくこと。
・救急救命士テキスト第9版P390-392を読んで予習しておくこと。
・環境観察から傷病者のバイタルサイン観察要領までを復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として春期に実施した観察要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第2回 内容
傷病者観察と処置Ⅱ
・意識清明・意識消失傷病者の観察実施要領
気道確保1(用手・器具)
・用手による気道確保
・経口・経鼻エアウェイによる気道確保
第17回 内容
外傷傷病者の観察要領
・外傷傷病者の観察要領(JPTEC準拠)
・状況評価から初期評価(処置は酸素投与のみ)
・腹臥位の傷病者の初期観察要領
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、先週実施した観察要領について復習しておくこと。
・救急救命士テキスト第9版P390-415、456-459を読んで予習しておくこと。
・気道閉塞が疑われる傷病者の観察処置を復習しておくこと。
・気道確保要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・JPTECガイドブックP14-45を読んで予習しておくこと。
・外傷傷病者の状況評価~初期評価の観察処置要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第3回 内容
気道確保Ⅱ(異物除去)
・異物除去(背部叩打、腹部突き上げ法、用手清拭、各種吸引器による吸引方法)
・マギール鉗子による異物除去)
・意識消失傷病者の観察実施要領(異物あり)
第18回 内容
外傷傷病者の観察要領Ⅱ
・外傷傷病者の観察要領(JPTEC準拠)
・環境観察から初期評価・全身観察(処置は酸素投与のみ)
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、先週実施した観察要領について復習しておくこと。
・救急救命士テキスト第9版P459-462を読んで予習しておくこと。
・気道閉塞が疑われる傷病者の観察処置を復習しておくこと。
・異物除去要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・JPTECガイドブックP46-92を読んで予習しておくこと。
・外傷傷病者の状況評価~全身観察の観察処置要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第4回 内容
酸素投与
・各種マスクによる酸素投与実施要領
・流量計付き酸素ボンベの取扱要領
第19回 内容
止血法、三角巾
・止血(直接止血,間接止血)
・三角巾を使用した止血、被覆要領
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、先週実施した観察要領について復習しておくこと。
・救急救命士テキスト第9版P482-487を読んで予習しておくこと。
・酸素投与要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、1年次に実習した止血法・三角巾を使用した処置について復習しておくこと。
・JPTECガイドブックP171-173を読んで予習しておくこと。
・三角巾を使用した止血、被覆要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第5回 内容
成人の心肺蘇生法
・BVMによる人工呼吸
・用手による胸骨圧迫の実施要領
・成人の心肺蘇生法実施要領

第20回 内容
包帯処置要領
・各種包帯
骨折処置要領
・四肢骨折固定(三角巾・副子・包帯使用)
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、1年次に実施した心肺蘇生法について復習しておくこと。
・救急救命士テキスト第9版P487-494を読んで予習しておくこと。
・成人の心肺蘇生法の実施要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、1年次に実習した創傷処置要領について復習しておくこと。
・JPTECガイドブックP168-170を読んで予習しておくこと。
・救急包帯及び四肢の骨折固定処置要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第6回 内容
心肺蘇生法要領確認中間試験
・成人の心肺蘇生法
第21回 内容
脊椎運動制限
・全身固定処置要領(バックボード、スクープストレッチャー)
骨盤骨折の対応
・骨盤骨折の処置(サムスリング、膝部固定)
緊急処置要領
・緊急処置 3辺テーピング、フレイルチェスト固定、腸管脱出処置、穿通性異物固定

授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、成人の心肺蘇生法実施要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、1年次に実習した全身固定処置要領について復習しておくこと。
・JPTECガイドブックP136-146、154-167を読んで予習しておくこと。
・骨盤骨折の処置要領及び緊急処置要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。



授業実施特記 実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第7回 内容
小児・乳児の心肺蘇生法
・小児・乳児の心肺蘇生法実施要領
第22回 内容
外傷傷病者の観察要領Ⅲ
・外傷傷病者の観察要領(JPTEC準拠)
・環境観察から初期評価、全身観察(必要な処置含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、先週実施した観察要領について復習しておくこと。
・救急救命士テキスト第9版P487-494を読んで予習しておくこと。
・小児・乳児の心肺蘇生法の実施要領を復習しておくこと。
・乳児の異物除去要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、これまでに実習した外傷観察処置要領を復習しておくこと。
・外傷傷病者の現場到着から出発までの観察処置要領について、復習をしておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。

授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第8回 内容
除細動
・除細動器の取扱と観察
第23回 内容
外傷傷病者対応中間試験
・重症外傷傷病者の観察処置要領

授業時間外における学修(予習・復習等) ・救急救命士テキスト第9版P495-499を読んで予習しておくこと。
・除細動器の取扱要領を復習しておくこと。
・除細動プロトコール(VF)の活動要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、これまでに実習した外傷傷病者観察処置要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第9回 内容
想定訓練
・除細動プロトコールに基づく心肺蘇生要領

第24回 内容
メインストレッチャーを使用した搬送要領
・メインストレッチャーへの傷病者移動要領
・メインストレッチャーの取り扱いと操作要領
体位管理
保温要領
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、先週実施したプロトコール活動要領について復習しておくこと。
・救急救命士テキスト第9版P544-549を読んで予習しておくこと。
・除細動プロトコールに基づく心肺蘇生法実施要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・救急救命士テキスト第9版P515-520を読んで予習しておくこと。
・メインストレッチャーの取扱要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第10回 内容
心肺蘇生法中間試験
・除細動プロトコールに基づいた心肺蘇生要領
第25回 内容
サブストレッチャー・平担架の取扱要領、搬送要領
・サブストレッチャーの取扱要領と傷病者搬送要領
・平担架の取扱要領と傷病者搬送要領
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、除細動プロトコールに基づく心肺蘇生法実施要領を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・救急現場のバイオメカニクスP8-61を読んで予習しておくこと。
・搬送時に負担がかからないようにバイオメカニクスについて復習しておくこと。
・サブストレッチャーの取扱要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第11回 内容
分娩介助
・正常分娩と異常分娩、車中分娩への対応
第26回 内容
外傷傷病者観察要領Ⅳ
・車内観察要領
自動心臓マッサージ
・自動心臓マッサージの取扱要領
授業時間外における学修(予習・復習等) ・救急救命士テキスト第9版P539-543、905-909を読んで予習しておくこと。
・分娩介助要領を復習しておくこと。
・車内分娩の注意事項を復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、これまでに実施した外傷処置観察処置要領について復習しておくこと。
・JPTECガイドブックP54-107を読んで予習しておくこと。
・外傷傷病者の車内活動要領について復習しておくこと。
・自動心臓マッサージ器の取扱に方法について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第12回 内容
資器材を活用した傷病者観察
・聴診器を使用した胸部・腹部の観察
・血圧測定
・サチュレーションモニターによる測定
・モニター心電計
・標準四肢12誘導心電計
第27回 内容
在宅療養者の対応
・気管切開、吸引、カテーテル挿入療養者の管理と搬送
授業時間外における学修(予習・復習等) ・救急救命士テキスト第9版P438-449を読んで予習しておくこと。
・観察用資器材の取扱要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・救急救命士テキスト第9版P561-568を読んで予習しておくこと。
・メインストレッチャーの取扱要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第13回 内容
傷病者観察想定訓練
・呼吸困難を訴えている傷病者の観察処置要領について実習
第28回 内容
雪山遭難救助時の資機材取り扱い要領
・KED、陰圧副子
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、これまでに実施した観察要領について復習しておくこと。
・資器材を活用した傷病者の総合的な観察要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・救急救命士テキスト第9版P1122-1125を読んで予習しておくこと。
・雪山での特殊な環境で資器材が使用出来るように復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第14回 内容
傷病者観察想定訓練
・呼吸困難を訴えている傷病者を想定した観察処置要領の実技試験
第29回 内容
外傷傷病者想定訓練
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、先週実施した観察処置要領について復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、これまでに実施した外傷傷病者観察処置要領について復習しておくこと。
・病態に応じた処置要領について復習しておくこと。
・実習レポート課題及び解剖レポート課題を翌週提出すること。
授業実施特記 授業実施特記 小テスト実施、実習レポート課題及び解剖レポート課題提示
第15回 内容
まとめ
実技試験の追再試験
第30回 内容
外傷傷病者想定訓練及びまとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、これまでに実施した観察要領について復習しておくこと。
・資器材を活用した傷病者の総合的な観察要領について復習しておくこと
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、これまでに実施した外傷傷病者観察処置要領について復習しておくこと。
・病態に応じた処置要領について予習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記