最終更新日:2017/08/20
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 月1
開講学部・学科等 体育
科目コード 623043100 科目ナンバー
授業名 救急医学2
英文授業名 Emergency Medical Service 2
担当教員 杉本 勝彦

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード CPA ショック 

授業の概要・ねらい 救急医療と搬送及び病院前救護における「観察」と「処置」の意義を理解し、救急救命士の役割ー特に救急救命士がどのような「処置」を実施するのかについての実際を学ぶ。また学校保健安全法に基づく、学校内での救急処置の手順や一般的な救急業務に必要な基礎的な知識を習得する。
到達目標
#1:救急医療の意義を理解する。
#2:救急業消防組織法を理解する。
#3:医療法・医師法・救急救命法を説明できる。
#4:バイタルサインについて説明できる。
#5:救急処置「心臓マッサージ・人工呼吸・固定・止血など」と搬送について説明できる。
#6:特定行為「気管挿管・除細動・薬剤投与」が説明できる。
#7:救急業務「処置と搬送」に係る、救急疾患についての基本的な病態について説明できる。
教科書と準備するもの 救急救命士標準テキスト
薬剤投与・救急救命士標準テキスト追補版II
除細動・気管挿管救急救命士標準テキスト追補判
参考書 AHAガイドライン2015
評価の基準 全講義の2/3以上の受講が評価対象となる。総論的な救急医療と搬送の関係を述べることができ、各種病態が心肺停止に至る経過を述べることができる。
具体的評価方法 客観試験
1.筆記(記述)試験
2.選択式試験
3.課題によるreport
のいずれかの評価方法により、全体の6割以上の理解度をもって最低限の理解とする。

授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
講義内容の十分な理解を深めるため、時間をかけてより詳細な解説を行うようにする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
01心肺停止に至る原因と病態
心肺停止となる疾患に共通した病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 死亡の概念と死亡確認の方法と手続きとを調べておく
授業実施特記
第2回 内容
02救急医療システム
病院前救護と病院内本格的治療、その後の後療法の成り立ちについての講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 救急医療機関の分類を確認しておく。
授業実施特記
第3回 内容
03心肺停止後の病態と蘇生後の病態
心肺停止後に死亡に至らず蘇生により心拍再開した場合の病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 心肺停止後に起こる反応を確認しておく。
授業実施特記
第4回 内容
04虚血性心疾患・急性冠動脈症候群
急性病変としての冠動脈疾患の病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 心臓の解剖と生理を確認しておく。
授業実施特記
第5回 内容
05心不全
急性心不全から慢性心不全の病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 心不全の定義と概要を確認しておく。
授業実施特記
第6回 内容
06消化管出血(吐下血)
消化管病変の中で、出血性病変の病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 消化器系の解剖と生理を確認しておく。
授業実施特記
第7回 内容
07脳血管疾患救急
急性意識障害の原因となる、脳血管疾患の病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 中枢神経系の解剖と機能を確認しておく。
授業実施特記
第8回 内容
08SHOCK
あらゆる病態に共通するショックの原因と病態の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) ショックの概念と定義を調べておく。
授業実施特記
第9回 内容
09アナフィラキシーショック
ショックの中で特異的な症状を示す、アナフィラキシーショックの病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) アナフィラキシーの機序を調べておく
授業実施特記
第10回 内容
10敗血症性ショック
最近概念と定義が改訂された敗血症の概念と病態の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 敗血症の概念と定義を調べておく。
授業実施特記
第11回 内容
11総論血糖
細胞代謝の基礎となる糖の概要と血糖に調節、それに関連する病態と臨床徴候の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 血糖の概念と生体内の機能を調べておく。
授業実施特記
第12回 内容
12蘇生学喘息
閉塞性呼吸疾患の急性病変となる気管支喘息の概要の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 喘息の病態と臨床徴候を調べておく。
授業実施特記
第13回 内容
13酸塩基平衡
体液管理の基本となる酸塩基平衡の概要の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) acidosisとalkalosisの概念を調べておく
授業実施特記
第14回 内容
14QT延長
突然死の原因となる不整脈の中でも、問題となるQT延長の概念の講義
授業時間外における学修(予習・復習等) 心機能の中で、刺激伝導系の機能を調べておく
授業実施特記
第15回 内容
15腸管出血性病原性大腸菌
授業時間外における学修(予習・復習等) 消化器系の出血性病変の成り立ちについて調べておく。
授業実施特記