最終更新日:2016/03/27
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 木3,木4
開講学部・学科等 体育
科目コード 623000500 科目ナンバー
授業名 介護・看護学概論
英文授業名 Introduction to Nursing
担当教員 渡邊 淑子

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 観察  フィジカルアセスメント  看護  介護  学校保健

授業の概要・ねらい 救急で遭遇する傷病者の緊急度を判断する上で必要な基礎知識の修得を目指す。本講義では、救急患者の観察の方法を人体の部位別に緊急度・重症度について講義する。
到達目標 ①救急患者のイメージができ救急に関する知識の習得ができる
②救急で関わる患者の観察ができ緊急度・重症度が習得できる。
③救急医療の一端を担う一員としての接遇や安全管理の重要性が理解できる
教科書と準備するもの 教科書は使用しない
参考書 救急救命士標準テキスト(上巻・下巻)   へるす出版
「フィジカルアセスメント完全ガイド」 藤崎 郁 筆      学研
評価の基準 ①我が国の医療・介護の現状の理解ができ、救命士が関わる場面を理解できる
②救急患者の観察方法が理解でき、基本的診察法を習得できる
③身体の部位別生理解剖の正常が理解でき異常に気づく事ができる
④救急現場において感染・安全管理の必要性が理解できる
具体的評価方法 評価基準それぞれにおいて小テスト(30%)、定期試験(60%)、授業での発言など(10%)で評価する
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートの意見をふまえ、資料を見やすくまた救急のイメージができるようように動画を講義に用いるようにする。また授業をゆとりある進行となるよう時間配分に工夫をする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
(1) 介護と看護とは何か
(2) 介護の実態について
(3) 看護の現状とその必要性
(4) 人間・健康・環境のそれぞれの視点から対象者の特徴をとらえる
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献および我が国の医療・介護の現状について事前学習
(復習)講義配布資料の復習
授業実施特記
第2回 内容
(1) 対象者の観察
   ①観察とは何か
   ②アセスメント、フィジカルアセスメントとは何か
   ③アセスメントに必要な情報収集方法
(2)対象者のフィジカルアセスメント
   ①フィジカルアセスメントの方法とすすめかた
   ②フィジカルアセスメントのための人体の区分

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で観察について事前学習
(復習)講義配布資料の復習およぼ人体の各部位の名称を覚える
授業実施特記
第3回 内容
(1)フィジカルイグザミネーションのための基礎技術
   問診法・視診法・触診法・打診法・聴診法のポイント
(2) DVD:基本的身体観察法

*第1回目小テスト(第1回目・第2回目講義内容)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で身体観察法の意味を事前学習
(復習)講義配布資料を参考に講義内容を振り返る
    聴診器の使い方の振り返りと練習
    第1回目小テストの振り返り
授業実施特記
第4回 内容
(1)バイタルサインについて
  血圧・体温・脈拍・呼吸の測定方法、意識の観察方法
(2)呼吸音・心音・腸音の聴診、脈拍測定の実際
(3)緊急度と重症度

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で身体観察法の意味を事前学習
(復習)講義配布資料を参考に講義内容を振り返りバイタルサインの正常値を覚える
    聴診器を用いて聴診の練習およぼ脈拍測定(橈骨および頸動脈)の実技を振り返り練習
    する
授業実施特記
第5回 内容
(1)外皮系のフィジカルアセスメン
   外皮系の解剖生理とフィジカルイグザミネーション
(2)頭頸部のフィジカルアセスメント
   頭頸部の生理解剖とフジカルイグザミネーション
(3)外皮系・頭頸部の救急症候と応急処置

*第2回目小テスト(第3回目・第4回目講義内容)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で事前学習
(復習)講義配布資料を参考に講義内容を振り返り
    第2回目小テストの振り返り
授業実施特記
第6回 内容
(1)呼吸器系のフィジカルアセスメント
   呼吸器系の生理解剖とフィジカルイグザミネーション
(2)呼吸状態の観察ポイントおよび呼吸音の種類をDVDを用いて学習する
(3)呼吸器系の症状と応急処置
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で事前学習
(復習)講義配布資料を参考に講義内容を振り返り
    聴診器を用いて正常の呼吸音が解るように復習する
授業実施特記
第7回 内容
(1)循環器系のフィジカルアセスメント
   循環器系の生理解剖とフィジカルイグザミネーション
(2)急を要する不整脈と循環動態の評価と応急処置

*第3回目小テスト(第5回目・第6回目講義内容)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で事前学習
(復習)講義配布資料を参考に講義内容を振り返り
    聴診器を用いて心音を聞く練習をする
    第3回目小テストの振り返り
授業実施特記
第8回 内容
(1)腹部のフジカルアセスメント
   腹部の生理解剖とフィジカルイグザミネーション
(2)筋骨格系のフジカルアセスメント
    筋・骨格系の生理解剖とフィジカルイグザミネーション
(3)腹部の救急症候と応急処置
(4)筋骨格系の救急症候と応急処置


授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で事前学習
(復習)講義配布資料を参考に講義内容を振り返り
    健康な人を対象に腹部の触診を練習する
授業実施特記
第9回 内容
(1)神経系のフィジカルアセスメント
   脳・神経系の生理解剖とフィジカルイグザミネーション
(2)神経系の救急症候と応急処置

*第4回目小テスト(第7回目・第8回目講義内容)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)参考文献で事前学習
(復習)講義配布資料を参考に講義内容を振り返り
    意識の評価や瞳孔径測定・対光反射の診方を復習し練習する
    第4回目小テストの振り返り
授業実施特記
第10回 内容
(1)在宅療法
   ①在宅酸素療法
  <酸素供給装置・病態と重症度の把握・観察のポイント・問題点と対処法>
   ②気管切開、経管栄養、中心静脈,在宅人工呼吸
  <病態と重症度の把握・観察のポイント・問題点と対処法>
(2)学校保健について
(3)情報収集と伝達のしかた
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)在宅療養について一般的情報を学習しておく
(復習)講義配布資料を参考に講義内容の振り返りする
    情報収集の仕方を習得し練習する
授業実施特記
第11回 内容
救急看護概論
 救急医療システムと救急患者の特徴
 救急看護の特徴
 重症度と緊急度
 救急患者の観察と看護

*第5回目小テスト(第9回目・第10回目講義内容)
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)救急医療システムについて事前学習をしておく
(復習)講義配布資料を参考に講義内容の振り返りする
授業実施特記
第12回 内容
救急患者の感染・安全管理
効果的な手指消毒の体験実習
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)救急医療で発生した過去の問題について情報収集しておく
(復習)講義配布資料を参考に講義内容の振り返りする
    効果的な手指消毒や手荒いを実施する
授業実施特記
第13回 内容
グループワーク
 第1~第6回までの講義の復習
 講義内容をもとに「観察と対応のポイント」についてGW
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)事前に配布された第1回~第6回までの資料を復習する
(復習)GWでまとめた急変時の観察と対応について振り返り学習をする
授業実施特記
第14回 内容
グループワーク
第7回から第12回までの講義内容の復習
講義内容をもとに「観察と対応のポイント」についてGW
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)事前に配布された第7回~第12回までの資料を復習する
(復習)GWでまとめた急変時の観察と対応について振り返り学習をする
    第12回感染対策で学んだ手指消毒を実施する
授業実施特記
第15回 内容
学生の質問に対する説明
 各講義終了時に学生から出された質問を説明し、質問集として配布する。

秋季試験
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)これまでの講義で配布した資料及び小テストの振り返り学習をする
(復習)配布した質問集をみて振り返り学習をする
授業実施特記