授業の概要・ねらい |
救急救命士として必要な生化学・微生物・免疫学の基礎知識の修得を学習目標としている。
基礎知識に加え,臨床・教育現場や社会指導者として身につけておくべき知識についても解説する。
救急救命士国家試験受験指定科目・養護教諭免許取得履修科目に設定されている。
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到達目標 |
①救急救命士に必要な生化学および微生物学の基本的知識を身につけるとともに国家試験問題を解決できるレベルへの到達を目標としている。
②学校における養護教諭の役割,責務を認識するとともに学校保健の分野の理解を深める。 |
教科書と準備するもの |
救急救命士テキスト(へるす出版)
毎回プリントの配布(講義支援システムmanabaの利用) |
参考書 |
救急救命士標準テキスト(へるす出版)レーニンジャーの新生化学(廣川書店)ヴォート基礎生化学(東京化学同人)ハーパー生化学(丸善)コーンスタンプ生化学(東京化学同人)リッター生化学(東京化学同人)イラストレイテッド生化学(丸善)ブラック微生物学(丸善)Clinical Microbiology(MedMaster) Foundation in Microbiology(McGraw Hill)シンプル微生物学(南江堂)標準微生物学(医学書院)標準感染症学(医学書院)標準免疫学(医学書院)イラストレイテッド微生物学(丸善)好きになる免疫学(講談社)臨床に役だつ免疫学(MEDSOI)トートラ人体解剖生理学(丸善)人体の正常構造と機能(日本医事新報社) |
評価の基準 |
1)救急救命士に必要な生化学および微生物学の基本的知識を習得する。
2)学校における養護教諭の役割,学校保健の分野の理解を深める。
以上2点に着目し,その到達度によって成績評価を行う。
主に,筆記試験により救急救命士や養護教諭に必要な生化学・微生物学に関する基礎的知識を身につけたかを評価する。授業への取組や授業内小テストにより,知識の理解度を深めたかを評価する。 |
具体的評価方法 |
領域ごとの確認考査および定期試験を実施予定。確認考査の平均点(40%)と定期試験(50%)の合計90%の評価とする。なお,受験資格は体育学部細則第4条に則る。
授業内容の理解度を確認するための小テストや授業における聴講態度を評価する(10%)。なお,迷惑行為に関しては減点対象とする |
第1回 |
内容
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ガイダンス 授業の進め方、manabaについて説明する。 微生物序論について講義する。 1)微生物とは 2)微生物の大きさと特徴 3)細菌の構造と機能
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
シラバスに目を通す manabaから資料をダウンロードしておく。 |
授業実施特記 |
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第2回 |
内容
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感染症と関連の深い病原細菌について講義する。 1)細菌の分類、病原因子、増殖と遺伝 2)細菌各論
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第3回 |
内容
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感染症と関連の深いウィルスとその他の微生物について講義する。 1)ウィルス概要 2)ウィルス感染の仕組み 3)主なウィルス 4)その他の微生物の概要
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第4回 |
内容
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感染症について講義する。 1)感染症の種類と病原因子 2)ワクチンと抗菌薬
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第5回 |
内容
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微生物学の授業内容についてのまとめ 学生の理解度を確認考査 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
微生物学についての授業を振り返り、授業内容をまとめ、学修する。 |
授業実施特記 |
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第6回 |
内容
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免疫学(その1)免疫学概要について説明する。 1)免疫学序論 2)非特異的生体防御と特異的生体防御 3)抗原と抗体
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第7回 |
内容
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免疫学(その2)免疫の仕組みについて説明する。ジグゾー法を用いて予防接種について理解を深める。 1)免疫応答 2)体液性免疫と細胞性免疫について 3)サイトカイン
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第8回 |
内容
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免疫学(その3)過敏症と免疫不全について講義する。 1)アレルギー反応(Ⅰ〜Ⅳ型) 2)免疫不全 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第9回 |
内容
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免疫学の授業内容についてのまとめ 学生の理解度を確認考査 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
免疫学についての授業を振り返り、授業内容を各自まとめて学修する。 |
授業実施特記 |
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第10回 |
内容
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生化学序論について講義する。 1)生体の構成物質と細胞小器官について 2)異化と同化 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第11回 |
内容
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生体のエネルギー代謝の概略について述べる。 1)解糖系 2)TCA回路と電子伝達系
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第12回 |
内容
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糖質と脂質のエネルギー代謝について講義する。β酸化についてジグゾー法を用いてグループで理解を深める 1)糖質の代謝 2)脂質代謝(β酸化) 3)糖尿病とケトン体の形成・糖新生
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第13回 |
内容
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タンパク質とアミノ酸について説明する。 1)種類と構造 2)アミノ酸の合成と分解、尿素回路 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
manabaから資料をダウンロードし、予め読んで、疑問点をメモしておく。 授業で解決できなかった疑問点について整理しておく。 |
授業実施特記 |
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第14回 |
内容
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生化学の授業内容についてのまとめ 学生の理解度を確認考査 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
生化学についての授業を振り返り、授業内容を各自まとめて学修する。 |
授業実施特記 |
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第15回 |
内容
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授業の総復習とともに,臨床問題を提示し,学生自身に理解度を確認させる。 定期試験について解説する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
いままでの授業内小テストを持参すること。 これまでの授業を振り返り、試験に向けて自ら学修する。
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授業実施特記 |
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