最終更新日:2017/01/24
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 木1,木2,木3
開講学部・学科等 体育
科目コード 621132900 科目ナンバー
授業名 救急処置法実習Ⅱ
英文授業名 Theory and Practice of First Aid Ⅱ
担当教員 髙橋 宏幸

授業形態 実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 応急手当て

授業の概要・ねらい 命の大切さを理解し、屋内、外を問わず発生した傷病者に対し、場面に適応した適切な処置を正しく実施しかつ、応急手当の指導が行えること。
到達目標:①応急手当てに対する基礎的な知識を習得する。②病態を理解し、それぞれに応じた体位管理や搬送方法選択でき、実施することができる。
到達目標 外傷に特化した応急手当
教科書と準備するもの 現代保健体育
参考書 必要に応じて資料を配布する。
評価の基準 1)止血に対する基礎知識を習得できている。
2)スポーツにおけるけが、熱中症、アレルギー疾患などに対する基礎知識を習得できている。
以上2点に着目し、その到達度によって成績評価を行う。
具体的評価方法 平常点:30%、定期試験:70%
平常点は、授業への参加状況や小課題の提出状況等を総合的に判断する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
シミュレーションを盛り込み、少しでも現実を意識するようにします。
また毎回授業ごとに、医学的な質問や授業の改善点などがあれば受け付けていますので、積極的に意見を出してください。質問に関しては翌週お応えするよう努力します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
観察
・環境観察要領を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 応急手当てに必要な環境観察について、保健体育の教材を参考にし、予習してくること(予習)。
各回触れた内容について、教科書、参考書、毎回まとめたノートを読み直し内容を整理しておくこと(復習)。
授業実施特記
第2回 内容
観察
・傷病者観察要領を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 前期に行った心肺蘇生法時における該当対応ページを予め読んでおくこと(予習)。
各回触れた内容について、教科書、参考書、毎回まとめたノートを読み直し内容を整理しておくこと(復習)。
授業実施特記
第3回 内容
傷病者に対する応急処置
・出血の理論を学習する
・血管の走行と解剖を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
人体における血管の走行について復習しておくこと(復習)。
授業実施特記
第4回 内容
傷病者に対する応急処置
・止血法について学習する(直接圧迫)
授業時間外における学修(予習・復習等) 止血について各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
直接圧迫法について感染防御の観点から復習しておくこと(復習)。
授業実施特記
第5回 内容
傷病者に対する応急処置
・止血法について学習する(間接圧迫)
三角巾(大) 105cm×105cm×155cm程度を予め準備すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
三角巾の取り扱いについて実技を復習しておくこと(復習)。
授業実施特記
第6回 内容
傷病者に対する応急処置
・ショックの理論を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと。
ショック状態について、生理学的に整理しておくこと(復習)。
授業実施特記
第7回 内容
体位管理
・傷病者管理方法を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 前期に行った心肺蘇生法における該当対応ページを予め読んでおくこと(予習)。
体位管理について整理すること(復習)。

授業実施特記
第8回 内容
体位管理
・頚椎損傷に傷病者に対する対応要領、解剖を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと。
またスポーツ時における頸椎損傷例を調べ、発生について整理しておくこと(予習)。
運動中におけるけがを状況から応急手当の優先順位を整理しておくこと(復習)。
授業実施特記
第9回 内容
体位管理
・頚椎損傷の概念を学習する
・頚椎損傷の傷病者に対する、ネックカラーの装着要領を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
頸椎損傷を疑う状況について整理し、重症度・緊急度が判断できるように整理しておくこと(復習)。
授業実施特記
第10回 内容
体位管理
・アウトドア(スポーツ)等で発生した傷病者に対する対応要領を学習する(虫刺され、熱中症等)
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
熱中症の発生機序を整理しておくこと(復習)。
授業実施特記
第11回 内容
体位管理
・アウトドア(スポーツ)等で発生した傷病者に対する対応要領を学習する(突き指、捻挫、骨折等)
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
RICE処置についての重要性を理解し、実践できるようになること(復習)。
授業実施特記
第12回 内容
連携要領
・救助隊(救急隊、消防隊等)要請要領を学習する
・連絡、引き継ぎ要領を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
応援要請についての優先順位を整理し、判断できるようになること(復習)。
授業実施特記
第13回 内容
安全確保
・セルフレスキュー等の自己安全確保要領を学習する
・二次災害防止要領を学習する
授業時間外における学修(予習・復習等) 各自持っている保健体育教科書の該当ページを予め読んでおくこと(予習)。
多数傷病者が出た場合の対処法について、一次トリアージを理解し、整理しておくこと(復習)。
授業実施特記
第14回 内容
止血処置についての総合訓練
・三角巾を用い、実際の環境を想定した訓練を行う
授業時間外における学修(予習・復習等) 止血授業時に各自まとめたノートを整理しておくこと(予習)。
前腕の止血要領について、ポイントを整理し実践出来るようにすること(復習)。
授業実施特記
第15回 内容
講義まとめ 止血について
・1人ずつ三角巾を用い応急手当てを実施する。
・対応箇所はこちらで指定するものとする。
授業時間外における学修(予習・復習等) これまでの授業ノートを整理しておくこと。不足箇所は、自己学修で補完する(予習)。
様々なけがに対して応急手当を実践できるように整理しておくこと(整理)。
授業実施特記