最終更新日:2017/01/14
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火1
開講学部・学科等 体育
科目コード 621132800 科目ナンバー
授業名 救急処置法実習Ⅰ
英文授業名 Theory and Practice of First Aid Ⅰ
担当教員 張替 喜世一

授業形態 講義、実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 救急処置法実習Ⅱ
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード 応急処置、応急手当

授業の概要・ねらい 体育指導者として、心肺停止傷病者や救急事案に対して必要な応急処置の重要性を理解するとともに実践出来るように講義と実習を行う。
到達目標 命の大切さを理解し、体育指導中や運動中に発生した傷病者に対して状況を把握するとともに、状況に適応した適切な処置を実施できる。また、体育指導者として応急手当について指導が行えるようになること。
教科書と準備するもの 改訂5版救急蘇生法の指針2015 市民用
 監修:日本救急医療財団心肺蘇生法委員会
 ヘルス出版
 500円+税
参考書 適宜資料配付
評価の基準 心肺蘇生法の手順を適切に行う事が出来る。(80%)
体育指導者として状況に適応した適切な応急処置を理解している。(60%)
具体的評価方法 ・評価の基準に示した項目それぞれの到達割合を合計する。
・期末に行う実技試験において80%以上及び筆記試験において60%以上の点数で合格とする。
・成績の評価は、小テスト20%、期末試験80%で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
実学として、身近で発生した急病人に適切に対応できるように積極的に取り組んでください。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス及び生命倫理
・到達目標及び授業内容を明示する。
・学校教育における救急事故の実態について講義をする。
・居合わせた人の応急手当の必要性についてビデオ学習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・予習として、心肺蘇生法について、これまでどのように教育を受けたのかを確認しておく。
・復習として、自分が救急事案に遭遇した時にどのような対応をすればよいのか、そのためにどのような知識を習得しなければならないかを考える。
授業実施特記 一次救命処置についての理解度確認アンケート実施
第2回 内容
生命倫理
・心肺蘇生法の必要性や問題点について講義する。
・AEDと早期除細動の概念について講義する。
・体育教員としての応急手当の必要性について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P1~7を読んで予習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第3回 内容
基礎知識(解剖生理)
・心肺蘇生に必要な解剖生理を講義する。

授業時間外における学修(予習・復習等) ・生命を維持するために必要な身体の機能について予習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第4回 内容
傷病者観察
・現場観察要領について講義する。
・心肺停止傷病者の意識、呼吸、脈拍の観察要領について講義をする。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P18~22を予習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第5回 内容
心肺停止傷病者に対する応急手当
・一次救命処置(気道確保・人工呼吸・胸骨圧迫)要領について講義する
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P18~29を予習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第6回 内容
心肺停止傷病者に対する応急手当
・一次救命処置(気道確保・人工呼吸・胸骨圧迫)要領について講義する。
・一次救命処置要領が実践出来るように実習を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P18~29を予習しておくこと
・一次救命処置実施要領の手順及び注意事項について復習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第7回 内容
心肺停止傷病者に対する応急処置
・AED(体外式除細動器)の必要性及びその取り扱い要領について講義する。
・AEDの取扱要領について実習を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P30~36を読んで予習しておくこと。
・AEDの取扱要領の手順及び注意事項について復習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第8回 内容
気道異物除去法
・窒息の現況、メカニズムについて講義する。
・窒息への対応要領について実習を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P36~39を読んで予習しておくこと。
・窒息の対応要領の手順及び注意事項について復習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第9回 内容
心肺停止傷病者に対する応急処置
・小児と乳児に対する人工呼吸・胸骨圧迫要領について講義する。
・小児と乳児に対する人工呼吸・胸骨圧迫要領について実践出来るように実習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P40~43を読んで予習しておくこと。
・小児・乳児に対する一次救命処置について復習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第10回 内容
傷病者に対する応急処置
・熱中症のメカニズムとその対応について講義する。


授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P15を読んで予習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第11回 内容
傷病者に対する応急処置
・突然死についてメカニズムとその対応について講義をする。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P10~17を読んで予習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第12回 内容
災害時における対応
・災害の定義および必要な対応について講義をする
・災害時のトリアージについて講義及びシミュレーション学習を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・地震時の対応について予習をしておく。
・実施した小テストを復習しておくこと。
・災害が発生したときに自分が何が出来るか考察しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第13回 内容
心肺停止傷病者に対する応急処置
・AEDも含めた心肺蘇生法実施要領を実習する。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書P18~36を予習しておくこと。
・心肺蘇生法実施要領が実践出来るように復習しておくこと。
・実施した小テストを復習しておくこと。
授業実施特記 小テスト実施
第14回 内容
心肺蘇生法実施要領の確認
・心肺蘇生法実施要領を実習する。
・心肺蘇生法実施要領の手順について実技試験を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) ・心肺蘇生法実施要領が実践出来るように予習しておくこと。
・これまでに実施した小テストについて復習しておくこと。
授業実施特記 一次救命処置授業内実技試験実施
第15回 内容
まとめ及び筆記試験
・応急処置について、まとめの講義をする
・授業内容の理解度を確認するため、筆記試験を行う。

授業時間外における学修(予習・復習等) ・教科書及び授業内教授内容を予習、復習しておくこと。
授業実施特記 授業内筆記試験実施