最終更新日:2017/03/22
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火1
開講学部・学科等 体育
科目コード 621121300 科目ナンバー
授業名 体育方法学・実習(柔道)Ⅰ
英文授業名 Method for Athletics (Judo) Ⅰ
担当教員 森脇 保彦

授業形態 実験・実習・実技
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 秋期の体育方法学・実習(柔道)Ⅱに繋がるものです
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 安全・身体の使い方・受け身・投げる・対人的技能

授業の概要・ねらい 柔道の歴史(創始者・目的)
基本動作「礼法・姿勢・受け身・体捌・崩し・つくり・掛け」
対人的技能「投技・固技・打込み(かかり練習)・約束練習・乱取(自由練習)・試合」
初歩から段階的にそして安全に技に対する身体の捌(投と受け方)が出来るように指導する。
簡単にルール(一本・技有等)について解説する。

到達目標 ①基礎知識「柔道の歴史、目的、ルールについて理解し説明できる」 
②基本動作、投技の基本動作及び攻防、固技の基本動作及び攻防が出来ること 
教科書と準備するもの 柔道実技虎の巻 森脇保彦著 
参考書 関連した資料を配布する
評価の基準 柔道の基本的な歴史・目的・ルールが説明できる
基本動作「礼法(立・座)・受身(四種類)・体捌・崩し・つくり・掛け」の実技と簡単に説明する
投技「手技:体落・背負投」「腰技:大腰・払腰」「足技:大外刈・出足払・膝車」
固技「抑技:(本・崩)袈裟固、肩固、横四方固、上四方固、崩上四方固、縦四方固」
投・固技それぞれどれか一つ二つ得意技を身につける
具体的評価方法 評価の基準に示した項目それぞれの到達度を合計する。成績評価は試験を2回(春・秋期)の最後に行う。平常点50%、実技テスト30%、定期試験20%で評価する

平常点には、授業内での発言、受講態度、授業への参加状況及び小テスト課題の提出状況状等を総合的に判断する
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
将来、指導者となった時に、柔道の専門家でない学生が自信を持って柔道の指導が出来る様になって貰いたいと思っています。そのために、身体の使い方・動きなどを徹底して教えたいと思います。柔道は難しいと特別視されますが、他の運動と身体の使い方・動きは基本的に一緒です。積極的な取り組みを期待しております。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:授業の進め方、柔道衣の確認及び取扱いについて     

      柔道の基礎知識・歴史・目的及び簡単なルールを講義する
 
 
 
 
授業時間外における学修(予習・復習等)
予習:柔道について簡単な歴史・創始者・創始された年について調べてくる
復習:柔道の歴史・目的・簡単なルールについてレポートにまとめる
授業実施特記
第2回 内容
①前時授業の復習(創始者・創始された年および目的) 
②柔道の基本動作(礼法:立礼・座礼・諸動作)について指導する。
③柔道独特の動き「前後の押し合い引き合い動作を行い安定姿勢の維持及び体捌」を指導する。
 身体のほぐしと身体を使った動き方を指導する ③毎時間継続して行う
④道衣の着方とたたみ方を指導する     
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:柔道実技 虎の巻 第1章「礼法」とP94~95を読んで参加すること。
   礼法:何のために行うのかその意味、種類とその所作(方法)はどの様に行うか?
復習:礼法についてレポートにまとめる。そして、姿勢(安定・不安定)についてまとめる。
   姿勢維持のための攻防方法を復習する
授業実施特記
第3回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作

②受身の種類は「後ろ(後方)」「横(側方)」「前」「前回」の四種類である。春期は「後ろ」「横」「前」受身の三種類を中心に解説する。
授業時間外における学修(予習・復習等)
予習:柔道実技 虎の巻 第2章「受身」を読んで参加すること。
復習:受身の正しい方法をまとめて復習しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作
②受身の復習「後ろ(後方)」「横(側方)」「前」の三種類を行う。
安全な受身「身体を丸める・叩く手は強く大きな音・叩く角度・タイミングなど」を解説する。
③体捌「前」「後ろ」「前回」「後ろ回」捌を解説する。
授業時間外における学修(予習・復習等)
予習:(後・横・前)受身についてそれぞれの注意点・正しい受身をイメージしておく
復習:安全な受身(身体の使い方・姿勢・叩き方・タイミング)をレポートにまとめる
授業実施特記
第5回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作
②受身の復習「後ろ(後方)」「横(側方)」「前」の三種類を行う。
体捌の「前」「後ろ」「前回」「後ろ回」を復習する。
③体捌「前」「後ろ」「前回」「後ろ回」捌を使って相手投げる、受身を取ることを解説すると共に、
 取りの捌き方・受けの捌き方を解説する。足技(膝車・出足払)

   
授業時間外における学修(予習・復習等)
予習:柔道の技術は「手技」・「腰技」・「足技」・「捨身技」に分類される。この手・腰・足技それぞれに分類されている技を調べて参加すること。
復習:体捌の方法と種類をあげて、攻防を行う際の動作と関連させてまとめる
授業実施特記
第6回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作及び体捌を使った単独打ち込み
②投技:足技「膝車・大外刈」の解説をする。
    「その場・移動(反応)の崩し・つくり・掛け」の重要性を考えて実施
③練習方法の打込み(かかり練習)・約束練習(投込み)・乱取(自由練習)・試合について解説する
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:柔道実技 虎の巻 P66「安定姿勢とは」P76~83「大外刈ほか」を読んで参加すること。
運動の法則(作用反作用)について予習して参加する
復習:安定姿勢維持、崩しについてまとめる。
授業実施特記
第7回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作及び体捌を使った単独打込み
②大外刈・膝車の打込み及び約束練習
③投技:手技「体落・背負投」の解説をする。
    「その場・移動(反応)の崩し・つくり・掛け」の重要性を考えて実施
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:柔道実技 虎の巻 P76~83「大外刈ほか」を読んで参加すること。
運動の法則(作用反作用)について予習して参加する
復習:体落・背負投についてまとめる
授業実施特記
第8回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作及び体捌を使った単独打込み
②体落・膝車・大外刈・膝車の打込み及び約束練習
③投技:腰技「大腰・払腰」の解説をする。
    「その場・移動(反応)の崩し・つくり・掛け」の重要性を考えて実施
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:柔道実技 虎の巻 P67~69「約束練習」P76~83「大外刈ほか」を読んで参加すること。
運動の法則(作用反作用)と慣性の法則について予習(調べて)して参加する
復習:腰技「大腰」の方法と注意点をまとめる
授業実施特記
第9回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作
②大腰・払腰・体落・膝車・大外刈・膝車の打込み及び約束練習
③その場の打込み、約束打ち込み(練習)を徹底して行い身体の使い方(取受)を習得する
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:実技 虎の巻 P67~69「約束練習」P76~83「大外刈ほか」を読んで参加すること。
※運動の法則(作用反作用・)と慣性の法則について予習して参加する
復習:身体の使い方・技を掛ける方法・技を受ける方法をまとめる。
授業実施特記
第10回 内容
①準備体操と柔道独特の動きを使った対人動作
②大腰・払腰・体落・膝車・大外刈・膝車の打込み及び約束練習
③その場の打込み、約束打込み(練習)を徹底して行い身体の使い方(取受)を習得する
 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:柔道実技 虎の巻 P67~69「約束練習」P76~83「大外刈ほか」を読んで参加すること。
※作用・反作用(運動の法則)
復習:本授業において出来た事、出来なかった事をまとめる 
授業実施特記 小テスト(受身・打ち込み・約束練習)
第11回 内容
①準備体操
②抑技の基本動作(上下の姿勢・構え)エビなど独特な身体の使い方、及び、抑技の対人的技術の解説
③投技の打込み及び約束練習
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:固技は、抑技(7本)・絞技(12本)・関節技(10本)に分類されるが、抑技の種類7本の技につい
て予習して参加する。
復習:抑え技についてまとめる。特に、基本姿勢、対応動作の方法についてまとめる
授業実施特記
第12回 内容
①準備体操と固技の動き・対人動作の運動
②袈裟固(本・崩)・肩固の抑え方・逃げ方を解説し攻防を行う。
③投技の打込み及び約束練習
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:袈裟固という技について調べて参加する
復習:本授業の内容をまとめる
授業実施特記
第13回 内容
①準備体操と固技の動き・対人動作の運動
②袈裟固(本・崩)・肩固の復習
③抑技:横四方固・上四方固の抑え方・逃げ方を解説し攻防を行う。
④投・抑技の乱取(約束・自由練習)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:固技の基本動作(身体の使い方)と横四方固、上四方固の技について調べて参加する
復習:本授業の内容についてまとめる
授業実施特記
第14回 内容
①準備体操と固技の動き・対人動作の運動
②袈裟固(本・崩)・肩固・横四方固・上四方固の復習
③抑技: 崩上四方固・縦四方固の抑え方・逃げ方の解説し攻防をおこなう。
④投・抑技の乱取(約束・自由練習)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:崩上四方固・縦四方固の方法を調べて参加する。
復習:本時の内容についてまとめる。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
 投技、打込「大外刈・大腰・体落」について約束練習・投げ込みを行う
抑技、打込「袈裟固⇒崩袈裟固⇒肩固⇒横四方固⇒上四方固⇒縦四方固」乱取練習
  
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:今迄まとめた授業の内容を読み直して参加する
授業実施特記