第1回 |
内容
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オリエンテーション。講義の概要、授業の進め方、成績評価の方法と基準、授業を受けるときのマナーや心構えについて説明する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
本シラバスを読んでくること。復習としては、今回のノート整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第2回 |
内容
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シルクロードという名称について、その由来と、それがいかなる意味と意義を持つのかについて説明する。またそれを、ユーラシア世界全体、アジア、ヨーロッパの概念的把握と関連付けて論ずる。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、「シルクロード」という用語について百科事典や辞書などで調べ、参考書を読んでおくこと。復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第3回 |
内容
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シルクロードが走っているユーラシア大陸の気候と地形、つまり自然地理と、そこで暮らす人々の作り上げた、さまざまな生活文化の特質について分類する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、ユーラシア大陸の自然地理、とくに気候区分について、参考書を読み、また百科事典で調べておくこと。復習としては、ノートの整理をすること。
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授業実施特記 |
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第4回 |
内容
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シルクロードについて、まず東西を走る主要な三本の道筋と、それぞれの範囲および特徴について説明していく。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第5回 |
内容
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それぞれの道ごとに、どういう文化があり、どのような民族がいてどんな生活をし、何が交流したのかを詳しく論じていく。まず「草原の道」と、そこで活躍した遊牧騎馬民族について、その発展の歴史を説明する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第6回 |
内容
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それぞれの道ごとに、どういう文化があり、どのような民族がいてどんな生活をし、何が交流したのかを詳しく論じていく。次に「オアシスの道」について説明する。オアシスの発展段階、また灌漑農耕について詳しく解説していく。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第7回 |
内容
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それぞれの道ごとに、どういう文化があり、どのような民族がいてどんな生活をし、何が交流したのかを詳しく論じていく。次に「海の道」について説明する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第8回 |
内容
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上に挙げた三本の道以外のシルクロードについて、詳しく見ていく。南北の肋骨路、接続路について解説する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第9回 |
内容
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中国やオリエントの先史時代、つまり文字にに記されている以前の、新石器時代にさかのぼる、考古学的なシルクロードの起源について説明する。細石器、麦作農耕、彩色土器、玉器、青銅器などについて解説する。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第10回 |
内容
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古代の中国とシルクロードの関わりについて解説する。中国に接続しているシルクロードのうち、西北シルクロードと西南シルクロードについて、最新の調査研究を紹介しながら、中国文化の起源との関わりの面から論ずる。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第11回 |
内容
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紀元前3世紀ごろから、中国がシルクロードにどのように進出したかを追う。それにあわせて、漢民族と戦った遊牧民族、匈奴についても解説する。さらに匈奴と深い文化的・民族的関連を持つ、西アジアで活躍したスキタイ族、その他北方遊牧民について説明していく。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第12回 |
内容
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紀元1世紀から2世紀にかけて、シルクロードは最初の全盛期を迎えることになる。ここでは、西の果てのローマ帝国と、東の果ての中国後漢王朝とが、どのように接触をしてお互いの知識を得たかについて説明し論ずる。 |
授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第13回 |
内容
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シルクロードに栄えた北伝仏教(いわゆる大乗仏教)を中心とするヘレニズム文化と、その影響を受けた古代東アジア、とくに飛鳥時代、奈良時代の日本文化の形成との関わりについて解説し論ずる。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書の関連項目を熟読しておくこと。また仏教史について、百科事典の関連項目を調べておくこと。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第14回 |
内容
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19世紀から20世紀にかけてのシルクロード歴史文化の再発見にかかわる探険と発掘の歴史と、それに影響を受けた宮澤賢治の作品について論じてみる。現代とシルクロードとの関わりを考察しようという試みである。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、参考書のシルクロード探検に関連する項目を熟読しておくこと。また宮澤賢治「雁の童子」「銀河鉄道の夜」などに目を通しておくことを勧める。 復習としては、ノートの整理をすること。 |
授業実施特記 |
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第15回 |
内容
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授業の内容をまとめ、補足し、質問を受け付ける。試験についての説明を行う。
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授業時間外における学修(予習・復習等) |
予習としては、ノート整理を詳細に済ませて、授業全般について振り返り、補足・再確認をしてもらいたいポイント、質問をしておきたい疑問点などを、たとえば箇条書きなどの形式で手元に準備しておき、質問事項を考えておくこと。 復習としては、他人の質問事項なども参考にして、本日のまとめ内容を大いに参考にしながら、定期試験への準備を済ませておくこと。 |
授業実施特記 |
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