最終更新日:2017/01/26
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 水3
開講学部・学科等 アジア
科目コード 610019500 科目ナンバー ASB02537
授業名 マクロ経済
英文授業名 Macro Economics
担当教員 樋田 満

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教職に関する科目
テーマ・キーワード GDP、不況、インフレ・バブル、財政・金融政策

授業の概要・ねらい 21世紀のアジアを理解・把握するためには、経済発展・成長、物価、雇用など経済全体を研究・分析するマクロ経済学の知識は有用である。この講座では、マクロ経済学の基礎の習得を目指す。まず、経済全体の活動を把握するマクロ経済指標を習得する。その上で、不況やインフレ・バブルなどを伴うこともあるマクロ均衡所得の概念と理論の習得を目指す。また、金融の基本を理解を目指す。その上で、財政・金融政策の効果と問題点を講義する。

到達目標 (1) アジア諸国の経済をマクロ経済指標で理解できる。
(2) 不況やインフレなどを伴うマクロ均衡所得を理解できる。
(3) 財政・金融の基礎を理解し、財政・金融政策の効果も把握できる。
教科書と準備するもの 『マクロ経済学』(第2版)伊藤元重 日本評論社 2012年
講義時に配布するプリント教材
参考書 伊藤元重・下井直毅『マクロ経済学 パーフェクトマスター』(第2版)日本評論社 2014年 
評価の基準 (1) マクロ経済指標を適切に理解している。
(2) マクロ均衡所得の概念を把握し、更に財政政策の効果をも理解して、それらを数値例などで説明できる。
(3) 金融の基礎を理解し、金融政策の効果も理解している。
具体的評価方法 定期試験(90%)と小テスト(10%)で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
講義時に配布するプリントの評価が高いので、適宜、事前配布し、予習時にも用いる。シラバス、特に授業計画、の評価も高いが、授業時間外学習を予習、復習へ区分化してより明確な表示とする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
この講義の進め方・評価とシラバスの利用法について説明する。
ミクロ経済学とマクロ経済学の相違点の概要を説明する。

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)当科目のシラバスと教科書 第0章の1,4節を読み、疑問点をメモしておくこと。
(復習)配布プリントをもとに疑問点を整理し、理解を深める。
授業実施特記
第2回 内容
マクロ経済のとらえ方
GDP-経済規模の指標
「付加価値」、GDPの定義を数値例を用いて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第0章 2、 3節、第1章 1、6、7、11節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、付加価値、GDPの定義を数値例で確認しておく。
授業実施特記
第3回 内容
三面等価の法則
マクロ経済を生産、所得、支出の3面から考察し、それらの相互関係を講義する。




授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第1章12節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)宿題1を解く。
    配布プリントをもとに、2つの等価の法則の理解を深めておく。
授業実施特記
第4回 内容
マクロ経済指標の計測
GDPの名目、実質値、一般物価、経済成長率、インフレ率の定義と計測法を講義する。
宿題1の回答




授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第1章 8、9、13節、第2章 3節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)マクロ経済諸指標の計測法と相互関連を確認しておく。
授業実施特記
第5回 内容
小テスト1
成長方程式
マクロ経済を供給面から考察する。マクロ経済の長期的な側面と課題を講義する。



授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第2章 2節、第15章 1-3節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)日本やアジア諸国の長期的成長率を考察する。
授業実施特記
第6回 内容
有効需要と乗数メカニズム


授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第3章 1-5節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、乗数メカニズムを確認しておく。
授業実施特記
第7回 内容
均衡所得の決定
図と数値例による理解

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第3章 6-9節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、マクロ経済に均衡所得を、図、数式で確認しておく。
授業実施特記
第8回 内容
小テスト2
財政政策(支出)の効果
図と数値例による理解



授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第3章 6-2節、第7章 1節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、財政支出増の効果を、図、数式で確認しておく。
    宿題2を解く。
授業実施特記
第9回 内容
貨幣の役割

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第4章 1-2節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、実例を挙げ、貨幣、非貨幣を判別しておく。
授業実施特記
第10回 内容
中央銀行と民間銀行のバランスシート

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第4章 3節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、中央銀行と民間銀行の相互関連を確認しておく。
授業実施特記
第11回 内容
日本の貨幣、貨幣乗数


授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)前回時に配布されたプリント「貨幣乗数メカニズム」を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、日本の貨幣額とGDPとの対応と貨幣乗数を確認しておく。
授業実施特記
第12回 内容
金融政策、インフレとバブル

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第10章 1-6節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、金融政策を確認し、また、日本のインフレとバブルの経験を確認しておく。
授業実施特記
第13回 内容
財政の基本構造、消費税

授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第6章 1-2、4、6-7節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、現在の日本の財政状態と課題を確認しておく。
授業実施特記
第14回 内容
労働市場の機能と失業問題



授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)教科書 第9章 1-5、9節を読み、疑問点をメモしておく。
(復習)配布プリントをもとに、現在の日本の労働市場を失業率、有効求人倍率などで確認しておく。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ講義、定期試験



授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)プリント教材、指示された教科書部分をもとに講義全体の再把握をする。
授業実施特記