最終更新日:2017/03/09
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 木1
開講学部・学科等 体育
科目コード 520000300 科目ナンバー
授業名 栄養学
英文授業名 Nutrition
担当教員 内藤 祐子

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 解剖学
生理学
生化学
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
1年前期配当なので,高校の生物,化学に目を通してほしい
後続関連授業 生化学
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 栄養学 養護 

授業の概要・ねらい 授業のねらい:食生活の変化,生活習慣病の増加などによって医療や教育現場において栄養に関する知識がより必要となっている。健康や疾病と食生活との関連性を正しく理解するために必要な栄養学の基礎的知識を学習させる。同時に摂取すべき各種栄養所要量や食品学についても解説する。養護教諭免許取得履修必修科目である。
到達目標 ①栄養学を通して食への関心を高める。
②養護教諭に必要な栄養学の基本的知識を身につける。
③食育の必要性を認識でき,生徒がよりよい食生活をおくるための教師の役割について理解を深める。
教科書と準備するもの 必要に応じて資料,プリント等を随時配付するが、関連する基本的な文献を入手する。
参考書 保健・医療・福祉のための栄養学(医歯薬出版)
やさしい栄養学(女子栄養大学出版)
コンパクト栄養学(南江堂)
体育・スポーツ指導者と学生のためのスポーツ栄養学(市村出版)
解剖学・生理学関連の書籍
評価の基準 ①養護教諭に必要な栄養学の基本的知識を習得する。
②食育の必要性を認識でき,生徒がよりよい食生活をおくるための教師の役割について理解できる。
以上の点に着目し,その到達度によって成績評価を行う。特に,定期試験と小テストにより,養護教諭に必要な栄養学に関する基礎的知識を身につけたかを評価する。レポート作成により食育の必要性が見いだせたか,あるいは日頃の学生自身の食生活を振り返ることで食生活の改善を実践しているかを評価する。口頭発表において現代の食生活の問題点を見つけ出し,改善のための方策を提案できるかを評価する。
具体的評価方法 学期末の定期試験(60%),口頭発表(15%),レポート(15%),授業内提出物・平常点(10%)による総合評価とする。知識・思考力・判断力を評価するために定期試験を実施する。学期の後半で口頭発表を実施し,発表内容と聴講レポートで評価する。また,学習に取り組む意欲や知識力を問うために学期半ばでレポートを出題する。
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
アンケートを参考に,個人発表の機会を増やすよう工夫します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
栄養学序論
人体と栄養の意義について理解する。
健康維持と栄養との関連について学ぶ。
食事バランスガイドについて学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)当科目のシラバスに目を通すこと。
(復習)食事バランスガイドを用いて自分の食生活を見直す。
授業実施特記
第2回 内容
食物摂取のしくみと消化・吸収
食物に含まれる栄養素の消化・吸収について理解する。食欲調節のしくみを理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)解剖学・生理学の教科書の消化器関連の分野に目を通し、疑問点をメモしておく。
(復習)人体の消化管と消化酵素について整理しておく。
授業実施特記
第3回 内容
栄養素とその機能(概要)
糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素とはなにか。
ビタミン・ミネラル・食物繊維・水分の役割の概要を説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)栄養素について生理学教科書に目を通し、疑問点をメモしておく。
(復習)五大栄養素の役割について整理しておく。
授業実施特記
第4回 内容
栄養素とその機能(糖質)
糖質の種類と構造について理解する。
グリコーゲンの合成と分解について理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)糖質の種類と基本的な構造について生物の教科書に目を通し、疑問点をメモしておく。
(復習)糖質の種類と役割について整理しておく。
授業実施特記
第5回 内容
栄養素とその機能(脂質)
脂質の種類と役割について学ぶ。脂肪酸,コレステロールの種類と役割について理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)脂質の種類と基本的な構造について生物の教科書に目を通し、疑問点をメモしておく。
(復習)トランス脂肪酸の構造と含有している食品を調べる。
授業実施特記
第6回 内容
栄養素とその機能(タンパク質)
タンパク質の構成単位であるアミノ酸について理解する。食品タンパク質の栄養評価法について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)タンパク質の構造と最小単位のアミノ酸について生物の教科書に目を通し、疑問点をメモしておく。
(復習)身近な食品のアミノ酸スコアを調べてみる。
授業実施特記
第7回 内容
栄養素とその機能(ビタミン)
脂溶性と水溶性ビタミンの分類と機能について理解する。欠乏症と過剰症を理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ビタミンの種類について調べておく
(復習)授業内のプリントを熟読し、ビタミンと欠乏症について理解しておく。
授業実施特記
第8回 内容
栄養素とその機能(ミネラル)と水分補給
ミネラルの分布,機能を理解する。
ミネラルの吸収と代謝と共に欠乏症について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)ミネラルの種類について調べておく。
(復習)授業内のプリントを熟読し、ミネラル不足による疾患について理解しておく。
授業実施特記
第9回 内容
日本人の栄養所要量とエネルギー代謝
エネルギー単位と栄養素の持つエネルギー量を知る。各栄養素の摂取基準の算定根拠を理解する。(レポート課題の提起)
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習・課題)自分の食生活調査から推定エネルギー必要量と摂取エネルギー量を求め、食生活についてレポート作成し、期日までに提出。
授業実施特記
第10回 内容
栄養状態の評価
個人の栄養状態は食事調査,身体計測,生化学的検査、身体機能検査から評価される事を理解するとともに実践する。
肥満やメタボリックシンドロームと栄養の関連について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (復習)子供たちの食生活に関連した問題点を調査しておく。
授業実施特記
第11回 内容
学童期の栄養管理
学童期の栄養状態や問題点をあげ,健康管理について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)学童期における栄養関連の問題点をまとめておく。
(復習)討議の結果をまとめる。
授業実施特記
第12回 内容
食品群と特別用途食品
各食品群の概念と活用法を学ぶ。
特別用と食品の分類と評価法について理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)特定保健食品について調べておく。
(復習)授業で解決できなかった疑問点および討議の結果をまとめておく。
授業実施特記
第13回 内容
学生による発表・質疑(口頭発表1)
今までの授業をふまえ,口頭発表を実施する。パワーポイントを使ってのプレゼンテーションの準備を行う。
授業時間外における学修(予習・復習等) 研究テーマに関連した文献を読み、概要をまとめてスライドを用いて報告できるように準備する。
授業実施特記
第14回 内容
学生による発表・質疑(口頭発表2)
今までの授業をふまえ,口頭発表を実施する。パワーポイントを使ってのプレゼンテーションの準備を行う
授業時間外における学修(予習・復習等) 研究テーマに関連した文献を読み、概要をまとめてスライドを用いて報告できるように準備する。
授業実施特記
第15回 内容
まとめ
学童の食生活に関連する問題点について討議し、「幸食」を目指すための方策を考えあう。
定期試験について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 授業を振り返り、試験に向けて学修する。
授業実施特記