最終更新日:2017/02/14
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 木1
開講学部・学科等 法・政経・理工・文・経営
科目コード 120100500 科目ナンバー
授業名 経済学A
英文授業名 Economics A
担当教員 川村 哲章

授業形態 講義
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード ミクロ経済学 需要曲線と供給曲線 国際経済

授業の概要・ねらい  広くは国際経済の問題を考える上でも通用するものとしてミクロ経済学の基本的な概念や理論を学ぶ。経済学の基本となる需要と供給について、消費者の行動パターンの分析と生産者側の行動パターンの分析をする。そのうえで、広い意味で需要側にも供給側にもなりうる家計、企業、政府という個々の経済主体の行動の理論を扱う。それらが国際経済をはじめとする経済上の問題とどう関わっているのかを知り、それらのについての理解を深める。また、その時々に新聞雑誌等で取り上げられている経済問題について授業で学んだ考え方をもとに見て、経済学の考え方を学ぶ。
到達目標 近代経済学(ミクロ経済学中心)の基礎的な概念や理論から国際経済をはじめとする現代の経済を考えることができるようになる。
教科書と準備するもの 開講時に指示します。
参考書 浅野栄一著『現代の経済学』他、授業中に適宜指示します。
評価の基準 1)消費者選択の理論により消費者の行動パターンを理解できる。
2)限界費用曲線等の理解により生産者の行動パターンを理解できる。
3)基本的な経済主体の行動パターンの理解から、経済主体それぞれの関係を理解できる。
4)国際経済の問題に経済主体の行動パターンの理解を応用して考えることができる。
以上4点の到達度によって評価する。
具体的評価方法 定期試験期間中に、四つの評価基準について一連の考え方を説明できるかどうか問う試験を行います。学則どおり2/3以上の出席がないと試験を受けられません。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
数回行った映像を使った授業は、理解しやすいとのことで、続けていく。
全体を包括的に理解できるように、授業の内容も含めた資料を提示していきたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:授業の概説、授業の進め方、授業の受け方、教科書、評価の仕方等について
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 シラバスを読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第2回 内容
経済学の課題と方法1
 経済学とは? 言葉の意味を考察することから始めて、学問体系での位置づけ、特徴などについて講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第3回 内容
経済学の課題と方法2
 経済学の三部門、経済の三主体、経済学の対象となるものをいろいろな角度から考察する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第4回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 財を交換する場としての市場の諸形態について講義する。完全競争市場、寡占市場、独占市場それぞれの特徴を説明する。また、市場において価格が形成されることの意味について考察する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第5回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 価格を成立させる需要曲線と供給曲線について、以後詳しく考察するために概説的に説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第6回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 右下がりの需要曲線を説明するために消費者選択の理論について講義する。無差別曲線と消費可能線について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第7回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 無差別曲線と消費可能線の交点で交換が成立すること、所得効果、代替効果、価格効果を説明し、需要曲線が右下がりになることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第8回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 生産者行動の理論について講義する。生産要素、生産関数、限界生産力逓減の法則について説明し、生産要素と生産量の関係が比例的なものではないことを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第9回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 生産無差別曲線を使って、一定の生産量を得るのに最適な生産要素の組み合わせを求められることを説明する。さらに、費用の概念について考察する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第10回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 費用の概念から総費用曲線を得る。総収入曲線と総費用曲線の差の大きさから最適な生産量が求められることを説明る。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第11回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 総費用曲線と総収入曲線から限界費用曲線と平均費用曲線、限界収入曲線を得て、その形状について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第12回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 価格が限界費用曲線と限界収入曲線の交点によって示されること、供給曲線が限界費用曲線になることを説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第13回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 需要曲線と供給曲線を使った分析が、いろいろなところで応用して使用できること、とくに国際経済を説明する際にも有効であることを講義する。また、寡占・独占が存在する場合の価格の決定のされ方についても説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第14回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 消費者選択の理論の問題点について講義する。他人の消費行動が考慮されていないことが、問題点であるが、それについて古典派経済学、特にアダム・スミスが考察していることを指摘し、同時に彼の思想について、原文を読みながら説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記
第15回 内容
価格理論(ミクロ経済学)
 新しい価格理論について説明する。またゲーム論のアプローチなど、これまでの経済学とはことなったものについても論じる。さらに、経済学の考え方が異なった分野で応用されていることにも言及する。 
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習 事前に配布された資料を読んでおくこと。
復習 板書を中心にノートを整理しておくこと。
授業実施特記