対象年度	年度	2017	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	水4
開講学部・学科等	法・政経・理工・文・経営
科目コード	120100400		科目ナンバー
授業名	政治学Ｂ
英文授業名	Political Science B
担当教員	安永　勲

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業	「政治学A」「政治学原論A・B」（安永勲）、「政治過程論」「政治体制論」（中金聡）、「政治学史A・B」（的射場敬一）
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	「政治学A」
	後続関連授業	「政治学原論A・B」（安永勲）、「政治過程論」「政治体制論」（中金聡）、「政治学史A・B」（的射場敬一）
教職課程科目
テーマ・キーワード	現代政治の構造

授業の概要・ねらい	本講義は「政治学A」「政治学B」を通して(1)現代政治の形成のプロセスおよび(2)現代政治の構成要素を理解することを狙いとし、当「政治学B」では(2)に主眼を置いて授業を進める。 具体的には、以下の事項を講義する。 　①現代政治を規定する諸要素（政治文化・政治的コミュニケーション・イデオロギー・政治的人間（民族と階級/公衆と大衆）） 　②政策決定過程としての政治過程を構成する諸要素（政治過程と政策決定/政治参加と投票行動/政党・圧力団体・市民（大衆運動）） 　③政治変動の種類（政権交代/ファシズム/クーデター/革命）
到達目標	「授業の概要・ねらい」で挙げた①～③について概略的に理解し説明できる。
教科書と準備するもの	日下喜一『増補・現代政治学概説』（勁草書房）
参考書	飯坂良明他『現代の政治学』（学陽書房）、高瀬学他『政治学概論』（犀書房）、矢部貞治『政治学』
評価の基準	期末定期試験とその他（授業への参加状況・受講態度および課題提出）を通して到達目標の達成度を評価する。
具体的評価方法	期末定期試験７、その他３の割合で評価する。

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	かつて板書を中心にした授業形式を採っていたが、アンケートの要望を考慮してパワー・ポイントを使用する授業形態を導入した。しかしスライドの移行が速いとの指摘を受けて余裕あるスライドの移行に心掛けたい。
単位互換
特記

第1回	内容	ガイダンス：授業の概要、授業の方針および評価方法について説明する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	特になし。
	授業実施特記	特になし
第2回	内容	政治的社会化（社会の成員がいかに自分が属する社会に固有の政治文化を身につけるか）について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	特になし
第3回	内容	政治的社会化において政治的コミュニケーションの役割および世論とマス・コミについて講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	特になし
第4回	内容	政治的社会化におけるイデオロギーが果たす役割について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	特になし
第5回	内容	政治的社会化の結果として身につける政治意識、およびその逆機能（非政治化）によってもたらされる政治的無関心について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	２～５回の授業に関連して課題(1)を課す。（翌週授業で提出。）
第6回	内容	固有の政治文化を保持する民族と階級を取り上げ講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	課題(1)を受理する。
第7回	内容	対照的な政治意識をもつ公衆と大衆を取り上げ講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	6・7回の授業に関連し課題(2)を課す。（翌週授業で提出）
第8回	内容	政策決定過程としての政治過程について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	課題(2)を受理する。
第9回	内容	政治過程への参加（政治参加）、および民主政治の基本としての選挙および投票行動について講義する。その際、選挙制度の分類および特徴について関説する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	特になし。
第10回	内容	政治過程に大きな影響力を発揮する集団のうち、まず政党について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	特になし
第11回	内容	政治過程に大きな影響力を発揮する集団のうち、圧力団体と市民（大衆運動）について講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	10・11回授業に関連して課題(3)を課す。（翌週授業で提出）
第12回	内容	政治変動を分類しその異同について説明し、選挙に基づく政権交代および権力関係に著しい不均衡をもたらすファシズム を取り上げ講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	課題（3）を受理する。
第13回	内容	不法・暴力的な権力担当者（権力核）の交代をもたらすクーデターを取り上げ講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	翌週秋期試験について説明する旨の連絡する。
第14回	内容	政治変動のうち社会体制を根底から変革する革命を取り上げ講義する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指定教科書の関連箇所を読み、整理する。 復習：指定教科書と配布資料で講義内容を再整理し理解を深める。
	授業実施特記	秋期末定期試験について説明を行う!!
第15回	内容	課題(1)～(3)の講評を行いながら秋期授業を総括する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	課題の控えを持参すること。
	授業実施特記	特になし