対象年度	年度	2017	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	月3
開講学部・学科等	法
科目コード	120100200		科目ナンバー
授業名	法学Ｂ
英文授業名	Law B
担当教員	永田　均

授業形態	講義
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業	憲法、民法、倫理学
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	法学A・民法・社会学
	後続関連授業	民法・社会学・商法・会社法・刑法
教職課程科目	教科に関する科目
テーマ・キーワード	社会問題を法的に読み解く

授業の概要・ねらい	新聞紙面等で見る「事件で学ぶ法学」をテーマとし、現代の法学テーマを、時事問題を通じて学ぶ。 ニュースで見る時事問題を通じて、現代に生起している法を感じ、また議論をすることによって自分で考える力を養うことを目指して、社会人としての最低限の常識としての知識の習得を目標とします。考える基礎的能力を養成する。 就職時の面接試験や時事問題への対策にも役立つ、「社会人としての常識力」を養成したいと思う。 テーマを上げて、学生の意見を聞きながら、授業の内容をきめたいと思います。 平成２７年度の授業内容を記載してあるので、参考にしてください。 考えることを目的とするために、授業は少人数のクラスを希望する。
到達目標	社会を知る！法的思考を学ぶ「基礎力を養う授業」です。 人の値段、多重債務者などの消費者問題などを含めて、極めて現代的な消費者問題を勉強していきます。この授業をきっかけに、積極的な問題意識と社会人としての社会問題への関心を持っていただきたいと思います。 また、 企業に就職するための常識的な法の基礎を習得することにより、商事取引・消費者関連法・金融法等の分野からも、現代的問題をはらむ諸契約を理解したと思う。
教科書と準備するもの	追って指示する。
参考書	松井茂記「LAW IN CONTEXT 憲法 - 法律問題を読み解く35の事例」 有斐閣 憲法判例百選 伊藤正巳・加藤一郎編『現代法学入門』有斐閣双書 加藤「応用倫理学のすすめ」丸善ライブラリー、 金城「法女性学のすすめ―女性からの法律への問いかけ」有斐閣選書 大野「代理出産―生殖ビジネスと命の尊厳」集英社新書 アレキサンダー・G. シャウス、 大沢訳「栄養と犯罪行動」ブレーン出版 小林「サンデルの政治哲学-<正義>とは何か」平凡社新書 北芝「『脳』が人を犯罪者に変えるー犯罪脳をつくる『食』と『生活』」日文新書 作田「精神医学と犯罪学」東洋経済新報社 榎等「時事法学」北樹出版
評価の基準	法的思考力・基礎力養成を確認のための試験を実施し、さらに授業での報告、レポート、授業態度により総合的に評価する。
具体的評価方法	法学Aの履修者の法学理解度を前提に、 授業での積極的参加評価、レポート（課題）小テストなど 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　30点 期末テスト　　　　　　　　　　　　　　　　　70点

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	評価を適宜授業にフィードバックしたいと思う。
単位互換
特記

第1回	内容	安楽死と尊厳死 森鴎外「高瀬舟」、読みました？ 名古屋高裁判決 映画の場面で見る「安楽死」	第24回	内容
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて考えること		授業時間外における学修（予習・復習等）
	授業実施特記			授業実施特記
第2回	内容	安楽死と尊厳死 東海事件 高齢化社会と死を巡る問題 川崎協同病院事件・射水事件等	第25回	内容
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく		授業時間外における学修（予習・復習等）
	授業実施特記			授業実施特記
第3回	内容	裁判員制度・陪審制度どうちがうの？ 外国の制度 ヨーロッパとアメリカ・・・
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第4回	内容	裁判員制度 市民が裁判に参加。有罪無罪を裁き、量刑も決定する制度について。 映画「十二人の怒れる男」出演 ヘンリー・フォンダ、 映画「12人の優しい日本人」を見てください。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第5回	内容	代理母・生殖の技術発展利用 医療と法 デザインベイビー！ 生殖技術革命と家族概念―生殖技術革命による精子・卵子への関与・加工
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第6回	内容	代理母・生殖の技術発展利用 代理母・卵子提供者・精子提供者による子の誕生 　 卵子・精子の売買
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第7回	内容	法と宗教 聖書に見る規範・道徳・倫理
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第8回	内容	法と宗教 信教の自由と犯罪の可能性（牧師による犯人隠匿） エホバの証人無断輸血事件（医療と自己決定権） 基本判例：最判平成１２年２月２９日判例タイムズ１０３１号１５８頁 宗教と離婚
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第9回	内容	宗教と学校 授業拒否
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第10回	内容	セクハラ 女性はセクハラ被害を受けるとき声をあげるべきと要求できるか。 判例とセクハラ・ガイドラインを見る
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第11回	内容	調整回 進行状況を見る。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第12回	内容	消費者問題 特商法を知っていますか？ キャッチセールス・買入訪問、マルチ商法
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第13回	内容	消費者問題 特商法を知っていますか？ １、訪問問販売、２、通信販売、３、電話勧誘販売、 ４、連鎖販売取引、５、特定継続的役務提供 ６、業務提供誘引販売取引、７、訪問購入
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第14回	内容	紛争解決手段としてのＡＤＲ
	授業時間外における学修（予習・復習等）	テーマについて検討しておく
	授業実施特記
第15回	内容	授業全体の復習による法的問題点の確認と試験あるいはレポート提出
	授業時間外における学修（予習・復習等）	学習内容を確認
	授業実施特記