最終更新日:2017/02/06
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 火5
開講学部・学科等 政経・経営
科目コード 120100100 科目ナンバー
授業名 法学A
英文授業名 Law A
担当教員 北田 真理

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業 法学B
教職課程科目
テーマ・キーワード 交通事故、刑法、死刑制度、罪刑法定主義、民法、不法行為、契約の債務不履行、契約自由の原則、損害賠償請求、成年後見制度

授業の概要・ねらい この講義では、交通事故を起こした大学生Hのとるべき法的責任を理解するため、刑法と民法を中心に講義します。また、憲法的視点にも配慮しながら、法学導入の基礎を築くことを目的としています。「法律を学ぶ=法律の文言解釈を行う」ことを意識しながら、皆さんの生活と法律との関わりを具体的な事例をあげながら丁寧に説明していこうと思っています。新聞やニュースの内容がより深く理解できるようになり、「法律って案外面白い」と思ってもらえることがこの講義の最大の目的です。
到達目標 法律が身近に感じられるようになる。
新聞やニュースの内容、身近なトラブルに関し、法的に理解することができるようになる。
教科書と準備するもの 使用しません。授業の概要を記したレジュメを配り、それに基づいて授業を進めます。
参考書 (1)松井茂記『はじめての法律学〔第5版〕』(有斐閣、2017)定価 1836円
(2)小型の学習用六法(『ポケット六法』(有斐閣)、『コンパクト六法』(岩波書店)、『デイリー六法』(三省堂)など)。
評価の基準 1.身近な法律問題に関する基礎知識を習得できている。
2.紛争の解決方法について、大まかな法的枠組を理解できている。
3.自分なりに考え、法律の文言解釈を行うことができる。
具体的評価方法 試験100%
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
講義ではあるが、学生の発言の機会を設ける工夫をする。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業時間外における学修(予習・復習等) なし
授業実施特記
第2回 内容
刑法 刑罰の目的
授業時間外における学修(予習・復習等) 交通事故に関連する道路交通法、刑法、刑法特別法について復習する。
授業実施特記
第3回 内容
刑法 死刑制度を考える
授業時間外における学修(予習・復習等) 光市母子殺害事件、和歌山毒物カレー事件について、どのような事件であったか予習しておく。
授業実施特記
第4回 内容
刑法 罪刑法定主義
授業時間外における学修(予習・復習等) 5つの原則について復習する。
授業実施特記
第5回 内容
刑法 犯罪の構造
授業時間外における学修(予習・復習等) 犯罪、犯罪構成要件、違法性、有責性について復習する。
授業実施特記
第6回 内容
刑法 まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 第5回までの授業の総まとめをしておく。
授業実施特記
第7回 内容
刑事手続と民事手続
授業時間外における学修(予習・復習等) 刑事裁判と民事裁判の違いについて復習する。
授業実施特記
第8回 内容
民法・不法行為 不法行為制度の意義・成立要件
授業時間外における学修(予習・復習等) 不法行為の4つの要件、特に過失責任主義について復習する。
授業実施特記
第9回 内容
民法・不法行為 特殊な不法行為
授業時間外における学修(予習・復習等) 危険責任、報償責任について復習する。
授業実施特記
第10回 内容
民法・不法行為 不法行為の効果
授業時間外における学修(予習・復習等) 不法行為に基づく損害賠償請求について復習する。
授業実施特記
第11回 内容
民法・契約 契約自由の原則、契約の有効要件
授業時間外における学修(予習・復習等) 心裡留保、通謀虚偽表示、錯誤、詐欺・強迫について復習する。
授業実施特記
第12回 内容
民法・契約 契約の有効要件
授業時間外における学修(予習・復習等) 公序良俗、強行規定、意思表示の無効・取消について復習する。
授業実施特記
第13回 内容
民法・契約 私的自治の限界
授業時間外における学修(予習・復習等) 未成年後見制度、成年後見制度について復習する。
授業実施特記
第14回 内容
民法・契約 債務不履行の効果
授業時間外における学修(予習・復習等) 契約の債務不履行に基づく損害賠償について復習する。
授業実施特記
第15回 内容
試験及びまとめの授業 刑事上の責任と民事上の責任
授業時間外における学修(予習・復習等) 交通事故の加害者が負う法的責任について復習する。
授業実施特記