最終更新日:2017/03/13
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 金4
開講学部・学科等 法・政経・理工・文・経営
科目コード 110102400 科目ナンバー
授業名 地理学B
英文授業名 Geography B
担当教員 佐々木 明彦

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 自然災害を理解する

授業の概要・ねらい われわれの生活する場で生じうる様々な自然災害について解説する。とくに開発が進んだ都市部で起こりうる災害に言及し,自然災害と人間生活との関わりについても論ずる。本講義の内容は地理学Aで解説する地形の特性をふまえたものとなるので,履修希望者は地理学Aの内容の事前の理解が必須である。
到達目標 自然災害の種類や特徴を理解する。防災に関して十分な知識を得る。
教科書と準備するもの 教科書の指定はなし。講義の際にその内容に関する資料を配付する。資料の再配布はしないので,やむを得ず欠席する場合は,各自で対処すること。
参考書 初回にリストを配布するほか,講義の際にも随時紹介する。
評価の基準 自然災害の性質や防災に関して十分に理解していること
具体的評価方法 定期試験で100%評価する。ただし,所定以上の欠席をした者は,試験の受験資格がなく,単位の認定を受けることができないので十分に注意すること。
授業評価アンケート
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受講生へメッセージ
講義の内容を理解しやすいように,図や写真を多く用い,順序立てて説明していきます。またなるべく多くの事例を紹介したいと思います。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
自然災害とは
自然災害の種類や現象の特徴,発生する規模や場所の特徴を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 自然災害の概念を正しく理解し,説明できるようにまとめる。
授業実施特記
第2回 内容
気象災害(1)
日本における豪雨災害の特徴をいくつかの事例をもとに学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 豪雨による水害の発生地域を地図で確認する。
授業実施特記
第3回 内容
気象災害(2)
台風の性質や被害の特徴,高潮の発生メカニズムを学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 月毎の台風の進路や規模,高潮の発生メカニズムを説明できるように整理する。
授業実施特記
第4回 内容
地球温暖化問題(1)
気候の定義や気候の空間スケールを理解する。また,過去の気候変動について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 氷期-間氷期のサイクルが発生するメカニズムやエルニーニョ現象の発生メカニズムなどについて整理し,説明できるようにまとめる。
授業実施特記
第5回 内容
地球温暖化問題(2)
地球が暖まるしくみを理解し,様々な視点から地球温暖化の実態をみていく。
授業時間外における学修(予習・復習等) 示されたデータにもとづいて地球温暖化問題を正しく理解する。
授業実施特記
第6回 内容
地すべり(1)
地すべりの特徴を整理したうえで,地すべり災害の事例をみていく。
授業時間外における学修(予習・復習等) 地すべりの発生はどのような災害につながるか,その運動の特徴をふまえて考える。
授業実施特記
第7回 内容
地すべり(2)
地すべりは,対策を施すことで,その発生を抑制・抑止したり,運動の規模を軽減させることができる。その方法について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 地すべりの対策について整理し,説明できるようにまとめる。
授業実施特記
第8回 内容
火山災害(1)
世界有数の火山大国である日本では,歴史時代にも甚大な火山災害を発生させている。はじめに火山活動の種類を学び,それが生じるメカニズムを理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 火山活動の種類と発生しうる災害の規模との関係について整理する。
授業実施特記
第9回 内容
火山災害(2)
過去の火山災害の事例を学び,火山活動と災害の関係を理解するとともに,ハザードマップの意味を考える。
授業時間外における学修(予習・復習等) 火山ハザードマップの内容を理解できるようにする。
授業実施特記
第10回 内容
地震のタイプと地震の発生の仕組み
日本の周辺で発生する地震のタイプ分類とその発生メカニズムを理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 地震の発生メカニズムを説明できるようにまとめる。
授業実施特記
第11回 内容
地震による災害(1)
世界および日本における被害地震の事例をあげて,どのような被害が発生しうるかを理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 液状化被害のメカニズムを説明できるようにまとめておく。
授業実施特記
第12回 内容
地震による災害(2)
津波の発生メカニズムとその被害の特徴について学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) 津波の発生メカニズムを説明できるようにまとめ,被害がとくにでやすい条件を整理する。
授業実施特記
第13回 内容
地震の観測と予測
活断層の発見やその活動履歴を知るための方法を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) プレート境界や断層において地震のエネルギーがどのように蓄積されるかを理解し,説明できるようにまとめる。
授業実施特記
第14回 内容
都市の開発と災害(1)
都市部で開発された宅地において発生した都市内洪水や丘陵地を人工改変した宅地において発生した土砂災害の実態を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) なぜ都市部で洪水や土砂災害が発生するのか,人間生活の変化と関連づけて説明できるようにする。
授業実施特記
第15回 内容
都市の開発と災害(2)
都市の直下などで地震が発生した際に,丘陵地を人工改変した宅地において被害が多発した事例を学ぶ。
授業時間外における学修(予習・復習等) なぜ丘陵地の人工改変地において地震時に家屋損壊が生じたかを理解し,説明できるようにまとめる。
授業実施特記