授業の概要・ねらい |
ヨーロッパの歴史を、多様な民族が混住する中・東欧地域を中心に据えて概観する。この地域の民族は、第一次世界大戦後に独立国家を獲得したが、第二次世界大戦期にはナチス・ドイツの占領下に、そして戦後はソ連の影響下におかれた。本講では、映像史料を利用しつつ、世界情勢を見据えながら、民族問題や国境問題、そして社会主義など現代世界の諸問題を理解する手がかりを得る。「西洋史B」は第二次世界大戦からソヴィエト連邦崩壊までを中心に扱う予定である。 |
到達目標 |
第二次世界大戦後の世界情勢を理解する。
ロシア・東欧地域の動きが世界情勢とどのように関わっているかを理解する。 |
教科書と準備するもの |
特定のテキストは使用しない。授業内でプリント教材を適宜配布する。 |
参考書 |
①木村靖二、柴宜弘、長沼秀世『世界の歴史』26巻、中央公論
②油井大三郎、古田元夫『世界の歴史』28巻、中央公論社。
③猪木武徳、高橋進『世界の歴史』29巻、中央公論社。
その他、授業内で適宜紹介する。
|
評価の基準 |
①第二次大戦後の世界情勢が理解し、説明できる。
②世界情勢とソ連・東欧地域との関係が理解されている。
以上の2点に着目して試験をする。
|
具体的評価方法 |
試験の成績が評価のほとんどを占める(80%)。授業の進行によって小テストを課をすることもある。出席が評価に反映するのは20%程度。
|