最終更新日:2017/04/09
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)秋期 開講時限 金2
開講学部・学科等 法・政経・理工・文・経営
科目コード 110101800 科目ナンバー
授業名 日本史B
英文授業名 Japanese History B
担当教員 中川 壽之

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
日本史A
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 東アジアにおける国際秩序の変容と近代日本

授業の概要・ねらい この授業では、日本史A(春期)で学んだことを前提に、幕末から明治維新以降の近代日本の歴史をたどりながら東アジアにおける国際秩序の変容について学んでいくこととする。
そして、そのプロセスの中で現代の日本社会がどのように形作られてきたかという基本的な問い立てについて考え、日本を取り巻く国際環境への理解をさらに深めていきたい。
到達目標 近代日本の成立過程と東アジアの国際秩序の変容との関係について理解し、説明することができる。
教科書と準備するもの 授業は、講義を中心とする。教科書はとくに指定しない。
講義内容に即してプリントを配布する。
受講生諸君は、プリントを基本にして適宜講義内容を各自のノートにまとめるなどして学んでほしい。
参考書 必要に応じて、適宜授業中に紹介することとする。
評価の基準 ①近代日本の歴史に関する基礎知識が習得できている。
②近代以降の東アジアにおける国際秩序の変容の特質や意義を理解し、説明することができる。
以上の2点に着目し試験を用いてその到達度による成績評価を行う。
具体的評価方法 秋期試験の成績をもって評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケートの結果を踏まえ、板書の仕方を改善し授業内容がわかりやすくなるよう努めた。講義形式の授業であるが、できる限り質疑応答の機会を設け受講生諸君とのコミュニケーションを図れるよう工夫します。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
授業ガイダンス
 ● 春期授業(日本史A)を振り返り、今後の授業の進め方についてシラバスに基づいて説明する。
 ● 参考文献について説明する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)当科目のシラバスをあらかじめ読んでおくこと。
(復習)春期授業の講義内容について整理する。
授業実施特記
第2回 内容
 ● 幕末の政治過程(1)
  天明期から天保期にかけての政治過程について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第2回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)幕府政治の動揺する政治過程について理解する。
授業実施特記
第3回 内容
 ● 幕末の政治過程(2)
  嘉永期から安政期にかけての政治過程について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第3回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)ペリー来航後、外圧による幕政の変容について理解する。
授業実施特記
第4回 内容
 ● 幕末の政治過程(3)
  文久期の政治過程について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第4回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)幕府政治がどのように転換したか理解する。
授業実施特記
第5回 内容
 ● 幕末の政治過程(4)
  慶応期の政治過程について講義する。  
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第5回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)幕府政治が最終的にどのように崩壊したか理解する。
授業実施特記
第6回 内容
 ● 明治初年の政治過程(1)
  王政復古クーデターから廃藩置県への歴史過程について講義する。   
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第6回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)明治政府の成立過程について理解する。
授業実施特記
第7回 内容
 ● 明治初年の政治過程(2)
  戊辰戦争について講義する。
   
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第7回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)明治維新後に勃発した1年半にわたる内乱の歴史的な意義について理解する。
授業実施特記
第8回 内容
 ● 明治政府による近代化の諸政策(1)
  国家再編の必須の要件であった土地・税制改革について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第8回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)地租改正事業の歴史的な意義について理解する。
授業実施特記
第9回 内容
 ● 明治政府による近代化の諸政策(2)
  身分制度の解体、禄制の廃止、軍事、教育、産業など多面にわたる改革の実態について講義する。
   
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第9回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)文明開化の諸政策の実施について理解する。
授業実施特記
第10回 内容
 ● 明治憲法体制の成立過程(1)
  明治政府による明治初年から10年代半ばまでの立憲制導入の政治過程について講義する。
   
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第10回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)立憲制導入の歴史的な意義について理解する。
授業実施特記
第11回 内容
 ● 明治憲法体制の成立過程(2)
  伊藤博文による憲法調査以後、立憲制に基づいた国家体制の成立までの政治過程について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第11回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)明治憲法体制成立の歴史的な意義について理解する。
授業実施特記
第12回 内容
 ● 自由民権運動の展開
  明治政府による立憲制導入に対してどのような政治運動が広がっていたか講義する。
  
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第12回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)自由民権運動の担い手、その目的について理解する。
授業実施特記
第13回 内容
 ● 明治政府の対アジア外交
  外交体制の樹立と日清・日朝関係の構築について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第13回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)明治政府による中国や朝鮮に対する政治外交過程について理解する。
授業実施特記
第14回 内容
 ● 琉球帰属問題
  明治政府による対琉球政策について講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第14回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)琉球内地化の歴史過程について理解する。
授業実施特記
第15回 内容
 ● 東アジアにおける伝統的な国際秩序の終焉
  中国を中心に構築されてきた東アジアにおける伝統的な国際秩序が日清戦争によっていかなる運命をたどったか、また日本がこの戦争を経てどのような国家に変貌を遂げていくことになったか講義する。
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)第15回プリントに目を通し知識を整理しておくこと。
(復習)日清戦争に至る歴史過程および戦争が東アジアにもたらした影響について理解する。
授業実施特記