最終更新日:2017/02/22
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)通年 開講時限 水6
開講学部・学科等 大学院
科目コード 071032300 科目ナンバー
授業名 地理・地域論演習7Ⅰ
英文授業名 Seminar on Geography and Regional Studies 7 Ⅰ
担当教員 宮地 忠幸

授業形態 演習
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 地理・地域論研究2
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 農業地理学、農村地理学、経済地理学、農村研究

授業の概要・ねらい この授業は、経済地理学とりわけ農業地理学や農村地理学分野の修士論文作成へ向けて、理解が求められる方法論、研究手法等について習得することを目的に、演習形式で実施するものである。とくに、年間を通してフィールドワークの能力向上を視野に、関連する文献の輪読や地域調査計画の検討、地域調査の実施、地域調査結果のまとめ方など、地域調査・研究の一連の流れを学びながら、専門地域調査士の資格認定に相応しい人材を育成することを目指して開講する。
到達目標 研究論文を作成するために必要な既往の研究成果の整理方法、学術調査の企画、実施、調査結果のとりまとめ(分析、考察)を、自立した(専門地域)調査士として実施していくことのできる能力を身につける。
教科書と準備するもの 教科書は指定しない。


参考書 ・暉峻衆三編 2003.『日本農業150年-1850年~2000年-』有斐閣ブックス.
・高柳長直  2006.『フードシステムの空間構造論-グローバル化の中の農産物産地振興-』筑波書房.
・竹内淳彦・小田宏信編 2014.『日本経済地理読本 第9版』東洋経済新報社. 
・松原宏編  2014.『地域経済論入門』古今書院.
・P.Clock,T.Marsden,P.mooney.2006.『The Handbook of Rural Studies』SAGE.  
※以上の書籍以外は、受講生の要望を踏まえて、適宜紹介する。
評価の基準 研究論文を作成するために必要な既往の研究成果の整理方法、学術調査の企画、実施、調査結果のとりまとめ(分析、考察)を、自立した(専門地域)調査士として実施していくことのできる能力が身についている。
具体的評価方法 ・学年末レポート(60%)
・発表内容(40%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
特になし。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス:本講の目的、内容等に関する説明 第16回 内容
地域調査実務・1:公的機関等の調査
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:受講生自身が、どのような修士論文を作成したいと考えているのか、現時点での考えを整理し、その概略を説明できるように準備しておく。
復習:本講義の内容を、配布資料や参考書を確認することで理解しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) ※地域調査実務のため、予習・復習はとくに明示しないが、調査に当たって必要な準備、調査後の調査内容の整理、お礼状の作成・投函などを行うこと。
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
図書・論文の輪読1:輪読対象図書、論文のリストアップとその発表 第17回 内容
地域調査実務・2:関連諸団体の調査
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:輪読対象図書、論文のリストを作成しておくこと。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) ※地域調査実務のため、予習・復習はとくに明示しないが、調査に当たって必要な準備、調査後の調査内容の整理、お礼状の作成・投函などを行うこと。
授業実施特記 授業実施特記
第3回 内容
図書・論文の輪読2:『経済地理学の成果と課題』の輪読(第Ⅰ集~第Ⅲ集) 第18回 内容
地域調査実務・3:民間事業者等の調査
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:上記文献の中で、各自の分担部分を熟読し、発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) ※地域調査実務のため、予習・復習はとくに明示しないが、調査に当たって必要な準備、調査後の調査内容の整理、お礼状の作成・投函などを行うこと。
授業実施特記 授業実施特記
第4回 内容
図書・論文の輪読3:『経済地理学の成果と課題』の輪読(第Ⅳ集~第Ⅴ集) 第19回 内容
地域調査実務・4:景観、土地利用等の調査
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:上記文献の中で、各自の分担部分を熟読し、発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) ※地域調査実務のため、予習・復習はとくに明示しないが、調査に当たって必要な準備、調査後の調査内容の整理などを行うこと。
授業実施特記 授業実施特記
第5回 内容
図書・論文の輪読4:『経済地理学の成果と課題』の輪読(第Ⅵ集~第Ⅶ集) 第20回 内容
統計分析・1:国勢調査、農林業センサス等、受講生のテーマにそくした基幹統計の分析(その1)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:上記文献の中で、各自の分担部分を熟読し、発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:必要な統計データを集めておくこと。
復習:統計分析の方法を復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第6回 内容
図書・論文の輪読5:「人文地理」の学界展望の輪読(1980年代) 第21回 内容
統計分析・2:前回の分析結果の地図化とその解析
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:上記文献の中で、各自の分担部分を熟読し、発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地図化することの意義や地図表現方法に関する文献を読んでおくこと。
復習:実際に自身の研究で使用する図表類を作成し、その解析結果をまとめること。
授業実施特記 授業実施特記
第7回 内容
図書・論文の輪読6:「人文地理」の学界展望の輪読(1990年代) 第22回 内容
地域調査結果の分析・1:収集した量的データの分析
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:上記文献の中で、各自の分担部分を熟読し、発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第21回目の授業時に示された文献を読んでおくこと。
復習:実際に自身の研究で使用する量的データの分析を進めること。
授業実施特記 授業実施特記
第8回 内容
図書・論文の輪読7:「人文地理」の学界展望の輪読(2000年代) 第23回 内容
地域調査結果の分析・2:収集した質的データの分析
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:上記文献の中で、各自の分担部分を熟読し、発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第22回目の授業時に示された文献を読んでおくこと。
復習:実際に自身の研究で使用する質的データの分析を進めること。
授業実施特記 授業実施特記
第9回 内容
図書・論文の輪読8:受講生の研究テーマにそくした論文紹介・1 第24回 内容
地域調査結果の分析・3:データの地図化とその解析
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第8回目の授業時に示された論文を熟読しておくこと。発表者は発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第23回目の授業時に示された文献を読んでおくこと。
復習:実際に自身の研究で使用する主題図の作成と分析を進めること。
授業実施特記 授業実施特記
第10回 内容
図書・論文の輪読9:受講生の研究テーマにそくした論文紹介・2 第25回 内容
地域調査報告書の作成・1:概ねⅠ章の内容検討(添削を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第9回目の授業時に示された論文を熟読しておくこと。発表者は発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地域調査報告書の原稿を執筆すること。
復習:添削結果を踏まえて、原稿を修正する。
授業実施特記 授業実施特記
第11回 内容
図書・論文の輪読10:受講生の研究テーマにそくした論文紹介・3 第26回 内容
地域調査報告書の作成・2:概ねⅡ章の内容検討(添削を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第10回目の授業時に示された論文を熟読しておくこと。発表者は発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地域調査報告書の原稿を執筆すること。
復習:添削結果を踏まえて、原稿を修正する。
授業実施特記 授業実施特記
第12回 内容
図書・論文の輪読11:受講生の研究テーマにそくした論文紹介・4 第27回 内容
地域調査報告書の作成・3:概ねⅢ章の内容検討(添削を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第11回目の授業時に示された論文を熟読しておくこと。発表者は発表資料を用意すること。
復習:配布資料、文献を再度読み直して、講義内容を理解してくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地域調査報告書の原稿を執筆すること。
復習:添削結果を踏まえて、原稿を修正する。
授業実施特記 授業実施特記
第13回 内容
夏期休暇中の地域調査計画の検討・1:調査内容の検討 第28回 内容
地域調査報告書の作成・4:概ねⅣ章以降の内容検討(添削を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:調査内容に関する発表資料を用意すること。
復習:夏休みの調査へ向けて準備を進めること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地域調査報告書の原稿を執筆すること。
復習:添削結果を踏まえて、原稿を修正する。
授業実施特記 授業実施特記
第14回 内容
夏期休暇中の地域調査計画の検討・2:調査先(機関等)の検討 第29回 内容
地域調査報告書の作成・5:概ね結論部分の内容検討(添削を含む)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:調査先に関する発表資料を用意すること。
復習:夏休みの調査へ向けて準備を進めること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地域調査報告書の原稿を執筆すること。
復習:添削結果を踏まえて、原稿を修正する。
授業実施特記 授業実施特記
第15回 内容
夏季休暇中の地域調査計画の検討・3:調査方法の検討 第30回 内容
地域調査報告書 合評会
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:調査方法に関する発表資料を用意すること。
復習:夏休みの調査へ向けて準備を進めること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:地域調査報告書の内容を発表する準備をすること。
復習:修士論文の方向性について考えを整理すること。
授業実施特記 授業実施特記