最終更新日:2017/02/01
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)通年 開講時限 水1
開講学部・学科等 大学院
科目コード 071005700 科目ナンバー
授業名 文化思想特論1(欧米思想を含む)
英文授業名 Special Studies in Cultural Thought 1
担当教員 田代 真

授業形態 講義、演習
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 無し。
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
無し。
後続関連授業 無し。
教職課程科目
テーマ・キーワード 文化 思想

授業の概要・ねらい 主に文学と映画という二つの芸術ジャンルをとりあげて、現代の文化および思想における自己言及性の問題と関連させて言語と映像+音響におけるメディア表象の自己言及性(reflexivity)について考察してみる。この二つのジャンルの作品には、文学の場合なら文学を読むことや書くこと、映画なら映画を見ることや作ることそれ自体の表象として明示的あるいは暗示的に解釈することが可能なものが含まれている作品が少なからず存在する。こうした特徴をもつ芸術作品は、人間の認識や表現行為における反省(reflexivity)、自己意識化、批判、批評性といったものを喚起する。そこで問題になっていることがいかなる意味をもつのかを、特にこうした自己言及的な性格を強く持つ2005年の日本映画作品「カミュなんて知らない」(柳町光男監督)を手掛かりにして検討していくことにする。
なお、取り上げるトピック、作品、また取り上げる順番、授業の進め方等についても変更がありうる。
履修上の注意:
・履修希望者は、初回の授業に必ず出席すること。やむをえない事情で出席できない場合には、初回授業前mtashi@kokushikan.ac.jpにその事情を報告の上指示を受けること、初回出席し履修許可を受けたもの以外の履修は認めない。
到達目標 主に文学と映画という二つの芸術ジャンルにおいて現代の文化および思想における自己言及性の問題と関連させて言語と映像+音響におけるメディア表象の自己言及性(reflexivity)について深く理解できることを到達目標とする。
教科書と準備するもの プリント等を配布する。
参考書 必要に応じて授業で紹介する。
評価の基準 下記到達目標、即ち主に文学と映画という二つの芸術ジャンルにおいて現代の文化および思想における自己言及性の問題と関連させて言語と映像+音響におけるメディア表象の自己言及性(reflexivity)について充分深く理解できることを評価の基準とする。
具体的評価方法 授業におけるディスカッションなど授業参加態度、秋期の論文形式の試験。出席要件は便覧の学則に従う。秋期の論文形式の試験(60%)、授業におけるディスカッションなど授業参加態度(40%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
随時対応する。
単位互換
特記 無し。

授業計画
第1回 内容
オリエンテーション
授業の進め方などについての説明
第16回 内容
文学史における自己言及性
授業時間外における学修(予習・復習等) 無し。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
自己言及的作品とは? (音楽、美術等他芸術ジャンルを含む) 第17回 内容
映画史における自己言及性①
自己言及映画の歴史(1)初期映画
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第3回 内容
「カミュなんて知らない」における物語構造の自己言及性 第18回 内容
映画史における自己言及性②
自己言及映画の歴史(2)ジガ・ヴェルトフ
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第4回 内容
「カミュなんて知らない」における映画技法上の自己言及性 第19回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑧
ジャン・リュック・ゴダール(1)「男性・女性」
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第5回 内容
「カミュなんて知らない」における映画史的自己言及性 第20回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑨
ジャン・リュック・ゴダール(2)「軽蔑」
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第6回 内容
「カミュなんて知らない」における他の芸術ジャンル作品(文学)からの引用① カミュって誰?(タイトルにおける引用) 第21回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑩
ニコラス・レイ(1)レイという名前
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第7回 内容
「カミュなんて知らない」における他の芸術ジャンル作品(文学)からの引用② 現実の表象? (虚構テクスト以外(ルポルタージュ)からの引用) 第22回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑪
ニコラス・レイ(2)「孤独な場所で」
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第8回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用①
映画技法の引用 「長回し」の映画史
第23回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑫
ヴィム・ヴェンダース(1)「アメリカの友人」
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第9回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用②
映画技法の引用 「編集技法の」の映画史
第24回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑬
ヴィム・ヴェンダース(2)「ニックス・ムーヴィー」
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第10回 内容
カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用③
ルキノ・ヴィスコンティ(1) 「ベニスに死す」のアッシェンバッハ
第25回 内容
引用とは(見立て、パロディ、変形、間テクスト性)
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第11回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用④ルキノ・ヴィスコンティ(2)もう一人のアッシェンバッハ 第26回 内容
批判?引用?創造?
映画技法の引用 「並行編集」の映画史
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第12回 内容
「カミュなんて知らない」における他の芸術ジャンル作品(文学・音楽)からの引用①グスタフ・マーラーとトーマス・マン(ヴィスコンティによる原作の書き換え) 第27回 内容
見ることの自己言及性
メルロ・ポンティ『見えるものと見えないもの』
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第13回 内容
「カミュなんて知らない」における他の芸術ジャンル作品(文学・音楽)からの引用②ニーチェの影 第28回 内容
作者とテクスト 「作家主義」
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第14回 内容
)「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑤
フランソワ・トリュフォー(1) 「アデルの恋の物語」

第29回 内容
現代の文化、思想状況における自己言及性 表象と自己言及性
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記
第15回 内容
「カミュなんて知らない」における先行映画作品の引用⑥
フランソワ・トリュフォー(2) 引用の欠落 
春期まとめ
第30回 内容
論文形式の試験
授業時間外における学修(予習・復習等) ・課題分担の学生は、あらかじめ映像音響資料を準備視聴し、必要な文献的な調べを行い、報告発表のための準備を行うこと。ハンドアウト、配布資料など、わかりやすく報告し、ゼミの受講生全員が討論に参加できるように問題提起を行う準備をすること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 試験に対して十分な準備をすること。
授業実施特記 授業実施特記