最終更新日:2017/01/25
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)通年 開講時限 金5
開講学部・学科等 大学院
科目コード 063027600 科目ナンバー
授業名 スポーツ法研究講義
英文授業名 Study of Laws on Sports
担当教員 入澤 充

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード テーマ:スポーツ文化と法の研究、キーワード:スポーツ基本法、権利としてのスポーツ権

授業の概要・ねらい 授業の概要:スポーツ文化と法の関係について、歴史(制度史、学説史)・現状(スポーツ界の問題点、スポーツ法教育の問題点等々)・課題から説き起こし、スポーツ法学と他分野の学際的研究を目ざす。
授業のねらい:権利としてのスポーツ、文化としてのスポーツの役割について理解を深める。
到達目標 スポーツ指導者が有していなければならない資質能力について、スポーツを「する人」の基本的人権の尊重の視点から現在の問題点を探求し、スポーツにかかわる「支える(育てる)人」として要求される高度の職業人の資質と行動様式を養えるようにする。
教科書と準備するもの 吉田勝光他『標準テキスト・スポーツ法学』エイデル研究所
日本スポーツ法学会年報
参考書 適宜紹介をする。
評価の基準 ①スポーツ文化について理解ができている。
②スポーツ権について学説が理解できている。
③スポーツ事故訴訟の焦点が理解できている。
具体的評価方法 上記3点を基に、授業での発言、応答、プレゼンテーション(70%)、レポート(30%)で評価をする。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
アンケート結果を基に授業の改善工夫を重ねたい。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス。スポーツ法学研究の意義。内容:スポーツ法学研究発展の経緯を理解する。
第16回 内容
秋期のガイダンス:スポーツ活動中事故処理の特殊性。内容:本質的危険性と危険の同意について。判例が示すスポーツが内包する危険とは。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:シラバス及び、テキスト第1章を読んでおくこと。次回の授業向けて配布レジュメを整理しておくこと。
復習:レジュメを基に講義ノートを作成すること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:16回目からのシラバスに目を通しておくこと。
復習:講義レジュメを整理しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
日本スポーツ法学会の創設と研究の推移(1)内容:スポーツ法とは何か。日本スポーツ法学会年報第1号から検討する。
第17回 内容
スポーツ事故紛争の研究(1)内容:学校スポーツ部活動事故からの考察:総論
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:第1回目の資料を整理し、振り返りを行っておくこと。
復習:次回のためにテキスト第1編を読んでおくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:前回の資料を整理し、学校部活動の問題点について予習をしておくこと。
復習:学校部活動の問題点について論点整理をしておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第3回 内容
日本スポーツ法学会の創設と研究の推移(2)内容:スポーツ文化と文明。日本スポーツ法学会年報第10号から検討する。
第18回 内容
スポーツ事故紛争の研究(2)内容:学校部活動の歴史、意義と目的について。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:スポーツ法学会年報10号の特集を読んでおく。
復習:レジュメを基にスポーツ文化の生成・発展についてまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:学校部活動の成り立ち、意義を理解しておくこと。
復習:日本の明治期からの学校部活動の意義についてまとめておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第4回 内容
日本スポーツ法学会の創設と研究の推移(3)内容:スポーツと当事者関係、法の下の平等について。日本スポーツ法学会年報第13号から検討する。
第19回 内容
スポーツ事故紛争の研究(3)内容:体罰事件を題材に指導上の法的責任、特に刑事責任の検討。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:前回の資料を整理して授業に臨むこと。
復習:スポーツ法学会年報13号を読んでおくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:部活動中体罰判例を調べておくこと。テキスト第3編を読んで講義に臨むこと。
復習:学校部活動で体罰を誘因する背景について分析をしておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第5回 内容
日本スポーツ法学会の創設と研究の推移(4)内容:スポーツ事故と賠償について。日本スポーツ法学会年報第2号・第5号から検討する。
第20回 内容
スポーツ事故紛争の研究(4)内容:体罰事件を題材に指導上の法的責任、特に民事責任(国家賠償法の法理)から検討。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:前回の資料を整理し、スポーツ法学会年報2号、5号の特集を読んでおくこと。
復習:授業で検討したスポーツ事故判例をまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:体罰訴訟の問題点について調べておくこと。テキスト第4編第3章を読んで講義に臨むこと。
復習:国家賠償法1条1項、不法行為の成立要件と2項について整理しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第6回 内容
スポーツ権に関する学説研究(1)内容:憲法13条・25条・26条・27条からの検討。
第21回 内容
スポーツ事故紛争の研究(5)内容:不法行為、債務不履行責任の法理。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:テキスト第2編を読んでおくこと。
復習:特にスポーツ権の学説について整理しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:テキスト第4編第2章を読んで講義に臨むこと。
復習:講義で検討した判例を整理しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第7回 内容
スポーツ権に関する研究(2)内容:教育基本法・学校教育法・社会教育法からの検討。
第22回 内容
スポーツ事故紛争の研究(6)内容:中学校柔道部活動中事故の法的責任、判例からの考察。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:テキスト第2編2を読んでおくこと。
復習:教育基本法の意義、学校教育法の特徴についてまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:柔道部活中の事故判例を調べておくこと。
復習:講義で検討した柔道事故事例について整理しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第8回 内容
スポーツ基本法研究(1)内容:スポーツ振興基本計画からの検討。
第23回 内容
スポーツ事故紛争の研究(7)内容:中学校野球部活動中事故の法的責任、判例からの考察。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:スポーツ振興法、スポーツ振興基本計画、スポーツ基本計画についてまとめておくこと。
復習:講義で取り上げたスポーツ基本計画についてまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:野球部活動中の事故判例を調べておくこと。
復習:講義で検討した学校野球部活動事故事例について整理しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第9回 内容
スポーツ基本法研究(2)内容:スポーツ立国戦略からの検討。
第24回 内容
スポーツ事故紛争の研究(8)内容:高校生活動中死亡事故事件(重篤、自死事件から)の考察。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:スポーツ立国戦略について調べておくこと。
復習:スポーツと人の循環について整理しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:スポーツ部活動中の重篤事故、死亡事故について調べておくこと。
復習:高校部活動中の選手死亡事故(自死)について問題点を整理しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第10回 内容
スポーツ基本法研究(3)内容:スポーツ基本法コンメンタール。
第25回 内容
スポーツ事故紛争の研究(9)内容:プロ、アマチュアスポーツ事故からの考察(社会人サッカー損害賠償請求事件、大学ラグビー試合中事故損害賠償請求事件、プロ野球観戦中負傷事故損害賠償請求事件)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:テキスト第2編2を読んでおくこと。
復習:スポーツ基本法前文の意義を理解しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:講義内容の判例を調べておくこと。
復習:講義レジュメと内容についてまとめておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第11回 内容
スポーツ基本法研究(4)内容:スポーツ基本法が示すスポーツ界の課題。
第26回 内容
スポーツ事故紛争の研究(10)内容:生涯スポーツ活動中事故からの考察(海、水泳中、テニススクールでの事故事例)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:スポーツ文化、スポーツと安全、文化、公正について調べておくこと。
復習:講義で取り上げたスポーツ界の課題についてまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:講義内容の判例を調べておくこと。
復習:講義レジュメと内容についてまとめておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第12回 内容
スポーツ固有法の研究(1)内容:千葉正士学説の検討:法律時報65巻5号を題材として。
第27回 内容
スポーツ事故紛争の研究(11)内容:ウィンタースポーツ事故の考察。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:テキスト第1編第2章4を読んでおくこと。
復習:スポーツ固有法と国家法の関係についてまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:講義内容の判例を調べておくこと。
復習:講義レジュメと内容についてまとめておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第13回 内容
スポーツ固有法の研究(2):内容:スポーツ文化研究。国民的人気スポーツ野球規則とサッカー規則の比較検討。
第28回 内容
スポーツ事故紛争の研究(12)内容:自己過失と施設設備管理の瑕疵について
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:プロ野球規約とサッカー規約を調べておくこと。
復習:日本野球機構の野球協約、Jリーグ規約の異同性についてまとめること。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:講義内容の判例を調べておくこと。
復習:講義レジュメと内容についてまとめておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第14回 内容
スポーツ固有法の研究(3):日本の伝統スポーツとルールの検討、柔道・大相撲のルールについて。
第29回 内容
スポーツ競技団体の紛争:仲裁事例からの考察、大会出場権、ドーピング問題について考える
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:柔道ルールの変遷、大相撲のルールについて調べておくこと。
復習:伝統スポーツ文化とルールについてまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:講義内容の仲裁事例を調べておくこと。
復習:講義レジュメと内容についてまとめておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第15回 内容
前半まとめ。内容:口頭試問
第30回 内容
まとめ:口頭試問
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:14回分の配付資料を整理し、リフレクションをしておくこと。
復習:春期を振り返り、秋期に向けて講義ノートをまとめておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 予習:春期・秋期の配付資料を整理しておくこと。
復習:授業終了後はリフレクションをしておくこと。
授業実施特記 授業実施特記