最終更新日:2017/01/27
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)通年 開講時限 水6
開講学部・学科等 大学院
科目コード 061010000 科目ナンバー
授業名 民事手続法研究A講義
英文授業名 Study of Law of Civil Justice A
担当教員 福永 清貴

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 民法研究A、民法研究B、商法研究、民事訴訟法特殊研究、消費者法特殊研究、民事執行・保全法特殊研究、仲裁法特殊研究
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
民法研究A、民法研究B、商法研究
後続関連授業 民事訴訟法特殊研究、消費者法特殊研究、民事執行・保全法特殊研究、仲裁法特殊研究
教職課程科目
テーマ・キーワード 民事訴訟・訴え・口頭弁論・判決・処分権主義・弁論主義・自由心証主義・証明責任・既判力

授業の概要・ねらい  私的紛争の公権的解決方法である民事手続について講義する。中心となるのは民事訴訟法である。訴えの提起に始まり、口頭弁論を経て判決に至るプロセスを定めている民事訴訟法において、基本的かつ重要な問題を取り上げ、その解釈論を中心に講義する。その他、私法上の請求権の強制的実現のための手続を定めた民事執行法や、将来行う強制執行での請求権の満足を保全するための手続ならびに現在の損害・危険を防ぐために仮の状態を作り出す手続等を定めた民事保全法についてもその概要について講義する予定である。講義方法としては、ソクラテス・メソッドで行う予定である。毎時間、質疑応答方式で行うことになるので、事前の準備が要求されることを了解した上で履修して欲しい。
 本講義の到達目標は、民事手続法の理解と論理的思考力の習得である。
到達目標 民事手続法の全体構造および諸手続の理解
教科書と準備するもの 受講生と相談して決定する。受講生のレベルに合ったテキストを指示する予定である。
参考書 必要に応じて、適宜紹介する。
評価の基準 民事訴訟手続きに関する法律の基本的事項が理解できる。
民事訴訟法に関する論点を分析できる。

具体的評価方法 受講態度(20%)・発言内容(30%)・期末レポート(50%)
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
【非該当】特記事項無し。
単位互換
特記 無し

授業計画
第1回 内容
講義の進め方、テキストの選定、民事訴訟法の学び方、受講上の注意(以下の授業計画は一応の目安である。受講生のレベルによって変更されることがある。) 第16回 内容
弁論主義の意義および内容

【キーワード等】本質説・手段説・手続保障説・多元説・真実義務・主張責任の原則・自白の拘束力・職権証拠調べの禁止
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。 授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
民事訴訟の目的と理念、民事訴訟の構造、裁判の三段論法

【キーワード等】訴権論・適正・公平・迅速・経済・大前提・小前提・結論
第17回 内容
弁論主義の適用範囲

【キーワード等】主要事実・間接事実・補助事実・釈明権(釈明義務)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第3回 内容
民事裁判の種類・実態

第18回 内容
自由心証主義の意義および内容

【キーワード等】法定証拠主義・事実認定・弁論の全趣旨
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第4回 内容
訴えの意義および種類、訴え提起の効果

【キーワード等】給付の訴え・確認の訴え・形成の訴え・訴訟要件・二重起訴の禁止
第19回 内容
証拠および証明

【キーワード等】証拠方法・証拠資料・証拠能力・証明と疎明・厳格な証明と自由な証明・経験則・裁判上の自白
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第5回 内容
訴訟物理論

【キーワード等】請求権の競合・旧訴訟物理論・新訴訟物理論
第20回 内容
各種証拠調べ手続き

【キーワード等】証人尋問・当事者尋問・鑑定・書証・検証
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第6回 内容
当事者の意義および当事者の確定

【キーワード等】二当事者対立の原則・氏名冒用訴訟・死者を当事者とする訴訟
第21回 内容
証明責任の意義および分配

【キーワード等】真偽不明・権利根拠(発生)事実・権利障害事実・権利消滅事実・法律要件分類説
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第7回 内容
当事者能力、訴訟能力、当事者適格

【キーワード等】法人格なき社団・権利能力・行為能力・訴訟担当
第22回 内容
証明責任分配の修正

【キーワード等】証明責任の転換・法律上の推定・権利推定・事実上の推定
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第8回 内容
共同訴訟の意義および種類

【キーワード等】通常共同訴訟・必要的共同訴訟・同時審判申出訴訟
第23回 内容
判決の効力

【キーワード等】自縛力(自己拘束力)・羈束力・既判力・執行力・形成力
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第9回 内容
第三者の訴訟参加

【キーワード等】補助参加・訴訟告知・独立当事者参加
第24回 内容
既判力の時的限界

【キーワード等】基準時(事実審の口頭弁論終結時)・基準時後の形成権行使
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第10回 内容
訴訟承継

【キーワード等】当然承継・参加承継・引受承継
第25回 内容
既判力の主観的範囲

【キーワード等】当事者・口頭弁論終結後の承継人・請求の目的物の所持者・訴訟担当
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第11回 内容
口頭弁論およびその準備

【キーワード等】双方審尋主義・口頭主義・直接主義・集中審理主義・適時提出主義・準備書面・弁論準備手続・時機に遅れた攻撃防御方法の却下
第26回 内容
既判力の客観的範囲

【キーワード等】判決主文・判決理由中の判断・相殺の抗弁・争点効理論
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第12回 内容
処分権主義①(意義・根拠・機能)

【キーワード等】私的自治の原則
第27回 内容
上訴・再審

【キーワード等】三審制・控訴・不利益変更禁止の原則・上告・上告理由・上告受理・特別上告・抗告・再審事由
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第13回 内容
処分権主義②(申立事項と判決事項)

【キーワード等】訴訟物・一部認容判決・一部請求
第28回 内容
民事執行手続の概要

【キーワード等】強制執行・債務名義・執行文・差押・換価・配当・担保権実行・執行抗告・執行異議・請求異議・第三者異議
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第14回 内容
当事者の訴訟行為による訴訟の終了

【キーワード等】訴えの取下げ・請求の放棄および認諾・訴訟上の和解
第29回 内容
民事保全手続の概要

【キーワード等】仮差押・仮処分・処分禁止仮処分・仮の地位を定める仮処分
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記
第15回 内容
前半まとめ 第30回 内容
後半まとめ
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】テキストの次回テーマに関する部分を読んでおくこと。
【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【復習】配付した資料について、復習しておくこと。
授業実施特記 授業実施特記