最終更新日:2016/03/06
Syllabus
クリックして表示・非表示切り替え
概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)通年 開講時限 水3
開講学部・学科等 大学院
科目コード 061007200 科目ナンバー
授業名 仏書講読特殊研究講義
英文授業名 Special Study of French Reading on Law
担当教員 片山 等

授業形態 講義
e-learning利用 その他:
担当形態 単独
関連する授業 あくまでも受講生と相談のうえで講義をすすめる予定ですが、ときにはフランス語の理解が求められることもあります。
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
日本国憲法、憲法学、比較憲法、公法学など。
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード 世界の人権宣言の母国であるフランスの憲法学はどのように形成されてきたのか、の理解を深める。

授業の概要・ねらい 1789年の「人および市民の権利宣言」以来、人権保障の母国ともいわれるフランスであるが、フランス革命以来幾多の変遷を経て、現在の第5共和制憲法に至っている。本講義では、20世紀初頭に活躍したレオン・デュギーについて研究する予定である。言うまでもなくデュギーには、国家・公法・私法の三変遷論があり、憲法学、公法学の大家として著名な人物であるが、今年度は下記文献の講読を予定している。第2次大戦後に再出発してわが国において、社会権の保障や福祉国家観が今改めて再認識されるべき実状にあることを思い、もう一度主権や人権、国家観ついての古典的な理解が求められていると思われるからである。とりわけ最近のわが国の政治状況をみるにつけても、憲法原理、憲法原則に立ち返る必要が一層かんじられます。なお、シャルリイ・エブドへのイスラム過激派の襲撃事件(2015、1)と表現の自由の保障の問題とが大きくクローズ・アップされましたが、宗教上の尊厳と表現の自由とをどのように調整したらよいのか、一緒に検討する予定です。
到達目標 フランス語の語学的な理解も必要であるが、より求めたいのはフランスという先進国の、ヨーロッパ大陸法の在り方についての理解を深めることである。
教科書と準備するもの Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926) 参考書:滝沢正、『フランス法』 三省堂 2008(3版)、 初宿正典、辻村みよ子(編)、新解説世界憲法集、三省堂、2006年、
マウロ、カぺレッテイ、(谷口=佐藤 訳)、現代憲法裁判論、有斐閣、1974年、
Louis Favoreu et Loic Philip, Le Conseil Constitutionnel, que sais-je?,P. U. F.
参考書 上記のとおり。
評価の基準 当初は講師によるフランスの法制度についての講義を予定している。その後は、テキストの分担部分の受講生による訳出を課題とし、適宜解説を加えたうえで受講生と議論を交わして理解を深めたい。
具体的評価方法 場合によっては、フランス語のテキストの訳出、およびその内容についての理解度を測るやり方で。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
  講義のおりの板書についてより丁寧に行うように心掛けた。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
日本国憲法の基礎的な理解(1)
 憲法原理、主権と人権.明治憲法と日本国憲法
第16回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(1)  および、最近のヨーロッパに於ける法現象についても適宜紹介する予定です。(以下、同様です。)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第2回 内容
日本国憲法の基礎的な理解(2)
 日本国憲法における統治機構と人権保障
第17回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(2)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第3回 内容
日本国憲法の基礎的な理解(3)
 人権保障と国会.人権保障と保障と内閣
第18回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(3)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第4回 内容
日本国憲法の基礎的な理解(4)
 人権保障と裁判所、違憲審査制の意義
第19回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(4)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第5回 内容
日本国憲法の基礎的な理解(5)
 日本の違憲審査制-事後救済型の付随的審査制
第20回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(5)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第6回 内容
フランスの公法制度(1)
 フランスにおける人権保障史、憲法史
第21回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(6)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第7回 内容
フランスの公法制度(2)
 国民概論、人権民権論、代表制、半代表制
第22回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(7)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第8回 内容
フランスの公法制度(3)
 議会優位と司法の優越
第23回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(8)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第9回 内容
フランスの公法制度(4)
 司法制度-破棄院、コンセイユ・デ・タ 憲法院
第24回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(9)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第10回 内容
フランスの公法制度(5)
 憲法院の変遷 -憲法の改正
第25回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(10)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第11回 内容
カペレッティ、現代憲法裁判論を読む(1) 第26回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(11)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第12回 内容
カペレッティ、現代憲法裁判論を読む(2) 第27回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(12)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第13回 内容
カペレッティ、現代憲法裁判論を読む(3) 第28回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(13)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第14回 内容
カペレッティ、現代憲法裁判論を読む(4) 第29回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(14)
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。
授業実施特記 授業実施特記
第15回 内容
カペレッティ、現代憲法裁判論を読む(5)
 前期のまとめ
第30回 内容
Leon Duguit,Lecons de Droit Public General,(1926)の講読(15)
 後期のまとめ  フランスと近代立憲主義、フランスとイスラム圏 他、
授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。 授業時間外における学修(予習・復習等) 予め配布した資料に基づいて講義を行うので、事前に資料に目を通し疑問点を整理しておくこと。講義後に、講義の内容を理解できていたかを再確認すること。  今回が秋期、後期の最後の講義であるためこれまでに学習した内容をおさらいして知識を正確に把握すること。
授業実施特記 授業実施特記