対象年度	年度	2017	期	(週1ｺﾏ)秋期	開講時限	水4
開講学部・学科等	大学院
科目コード	022003000		科目ナンバー
授業名	競技スポーツコーチング特論・実習Ⅱ
英文授業名	Advanced Study and Practice on Sport Coaching Ⅱ
担当教員	細田　三二

授業形態	実験・実習・実技
	e-learning利用		その他：
担当形態	単独
関連する授業
	当科目履修前に履修して おくことが望ましい科目	競技スポーツコーチング特論・実習Ⅰ
	後続関連授業
教職課程科目	教科に関する科目
テーマ・キーワード

授業の概要・ねらい	近年の競技スポーツのコーチングは、科学的知識に基づいた指導が必要不可欠とされている。とりわけ、チームスポーツの競技力に関しては、選手個人の体力や技術に加え、組織としての戦術的テクニックが大きく影響を及ぼす。本特論では、サッカーに関する科学的知見を基にしたコーチングの理論について追及するとともに、コーチングの実践を交えながら展開することで、スポーツの指導力を養うことを目的とする。 本特論では、これまでに得られているサッカーに関する科学的研究を整理する。まず、サッカーのゲームの特性を理解し、戦術に関する科学的研究について学ぶ。また、これらの理論を応用したコーチングの実践を通じて、サッカーを取り巻く諸問題を解決し得る能力や競技力向上のための指導力を養う。
到達目標	実際の指導現場を題材として、サッカーのコーチング手法について教授するとともに、サッカーを取り巻く諸問題を解決し得る能力や競技力向上のための指導力を身につける。。
教科書と準備するもの	講義時に資料等を配布する予定である。
参考書	世界に通用するプレーヤー育成のためのクリエイティブサッカー・コーチング　小野剛　著　大修館書店 サッカーのコンディショニング　戸苅晴彦・池田誠剛　著　大修館書店 ゲーム形式で鍛えるサッカーの体力トレーニング　ヤンバグスボー　著　大修館書店 サッカーの最適トレーニング　Jヴァインエッグ　著　大修館書店
評価の基準	授業の参加度合い（60％） レポート及び発表（40％）
具体的評価方法	授業の取り組む姿勢、理解度、レポートにより評価する。

授業評価アンケート フィードバック・ 受講生へメッセージ	実際の指導現場に立ち、多方面の角度から自分の専門分野のスポーツを見て、指導力を身につける。
単位互換
特記

第1回	内容	ガイダンス サッカーの指導法
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：競技スポーツコーチング特論・実習Ⅰの内容についてまとめておくこと。 復習：担当教員との討論内容を踏まえ、指導現場において抱えている問題とその改善方法について考えておくこと。
	授業実施特記
第2回	内容	サッカーのゲーム分析とその必要性① 直近に行われたゲームの分析と評価を実施する 分析→改善点の抽出→指導の実践→試合の流れまでを考える。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：事前に提示した試合映像について各自分析を行い、内容についてレポートを提出すること。 復習：担当教員との討論内容を踏まえ、改善点を克服するためのトレーニングの立案を実施すること。
	授業実施特記
第3回	内容	サッカーのゲーム分析とその必要性② 前回授業時の分析内容から改善点を克服するためのトレーニングを立案する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：担当教員との討論内容を踏まえ、改善点を克服するためのトレーニングの立案を実施すること。 復習：修正したトレーニング内容によって指導実践の準備を行う。
	授業実施特記
第4回	内容	サッカーのゲーム分析とその必要性③ 前回授業時の分析内容から改善点を克服するためのトレーニングの一部を実践する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指導実践の準備をする。 復習：担当教員からのアドバイスに基づいて改善点をまとめる。
	授業実施特記
第5回	内容	サッカーの戦術① 国内サッカーの動向について解説する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：国内サッカーの戦術動向についてJ１リーグを対象にまとめておく。 復習：担当教員とのディスカッションの内容をまとめること。
	授業実施特記
第6回	内容	サッカーの戦術② 海外サッカーの動向について解説する
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：海外サッカーの戦術動向についてプレミアリーグ・リーガエスパニョーラを対象にまとめておく。 復習：担当教員とのディスカッションの内容をまとめること。
	授業実施特記
第7回	内容	コーチングの実践① ファストブレイク（速攻）に関する戦術指導 与えられたテーマをもとに指導案を作成し、指導実践を実施する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指導案を作成すること。 復習：指導実践での指摘事項をまとめ、改善点をレポートすること。
	授業実施特記
第8回	内容	コーチングの実践② トランジションからのファストブレイク（速攻）に関する戦術指導 与えられたテーマをもとに指導案を作成し、指導実践を実施する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指導案を作成すること。 復習：指導実践での指摘事項をまとめ、改善点をレポートすること。
	授業実施特記
第9回	内容	コーチングの実践③ 1対1に関する戦術指導 与えられたテーマをもとに指導案を作成し、指導実践を実施する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指導案を作成すること。 復習：指導実践での指摘事項をまとめ、改善点をレポートすること。
	授業実施特記
第10回	内容	コーチングの実践④ 数的有利状況下に関する戦術指導 与えられたテーマをもとに指導案を作成し、指導実践を実施する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指導案を作成すること。 復習：指導実践での指摘事項をまとめ、改善点をレポートすること。
	授業実施特記
第11回	内容	コーチングの実践⑤ 数的不利状況下に関する戦術指導 与えられたテーマをもとに指導案を作成し、指導実践を実施する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指導案を作成すること。 復習：指導実践での指摘事項をまとめ、改善点をレポートすること。
	授業実施特記
第12回	内容	コーチングとチームビルディング① 集団スポーツとしてのサッカーにおけるチームビルディングを考える。 選手同士の関係性、選手と指導者の関係性
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：チーム状況の把握を行い、選手との関係性について考えておくこと。 復習：担当教員とのディスカッションの内容をまとめること。
	授業実施特記
第13回	内容	コーチングとチームビルディング② 集団スポーツとしてのサッカーにおけるチームビルディングを考える。 ピッチ内外における選手管理手法
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：チーム状況の把握を行い、選手との関係性について考えておくこと。 復習：担当教員とのディスカッションの内容をまとめること。
	授業実施特記
第14回	内容	指導実践 与えられたテーマの中から1つのテーマを選択し、指導実践を実施する。
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：指導案を作成すること。 復習：指導実践での指摘事項をまとめ、改善点をレポートすること。
	授業実施特記
第15回	内容	総括
	授業時間外における学修（予習・復習等）	予習：これまでの指導実践のまとめをレポートし、授業時に発表する 復習：アドバイスをもとに反省点と改善点をまとめること
	授業実施特記