最終更新日:2017/01/31
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 土6
開講学部・学科等 大学院
科目コード 022000700 科目ナンバー
授業名 スポーツシステム研究方法論演習Ⅰ
英文授業名 Seminar on Sport Science Research Methodology I
担当教員 松本 高明

授業形態 講義、アクティブ・ラーニング
e-learning利用 manaba その他:
担当形態 単独
関連する授業 スポーツ医学特論
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
初年度の講義なためなし
後続関連授業 スポーツシステム研究方法論演習Ⅱ
教職課程科目 教科に関する科目
テーマ・キーワード 修士論文 統計 スポーツ科学

授業の概要・ねらい 本演習ではスポーツ医科学の基礎的知識について整理し、修士論文作成の基礎的能力を養うことを目的とする。具体的には、国内外で実施されたスポーツ医科学に関する論文を収集し、抄読後、その要約をレポートとしてまとめ、プレゼンテーション形式による発表を行う。
これまでに、スポーツ選手の競技能力向上に関わる研究は国内外において数多く存在し、その手法や得られた成果は様々である。そこで、本演習において整理した先行研究から、スポーツ選手の競技能力、筋形態及び機能的特性に関わる科学的知見の習得を図る。さらに、修士論文作成のための研究テーマについて討議し、今後の研究活動計画を確立していく。
授業形態は教員による講義と、履修者との討議形式とする。
到達目標 ①選択した論文の妥当性を判断できる
②論文作成に必要な内容の理解ができる
③論文検索の能力を有する
④統計学の理解ができる
教科書と準備するもの 授業時に適宜資料を配布する予定である。
エクセルの入っているPC
参考書 その都度指示もしくは配布する
評価の基準 ①選択した論文の妥当性
②論文作成に必要な内容の理解
③論文検索の能力
④統計学の理解
具体的評価方法 授業中のポートフォリオ(10%)、ディスカッション・プレゼンテーションの内容(60%)、理解度(20%)レポート(10%)により総合的に評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
論文作成に必須の統計学の理解に重点を当てた。
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
 講義の進め方
卒業論文の提示
 卒論の要旨を持参すること
 年間スケジュールの決定
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】卒論の内容を再検討すること
【復習】卒論について反省点をまとめ次回提出
授業実施特記 【提出】各自の卒論のコピー
第2回 内容
修士論文の作成方法について①(松本講義)
 修士論文とは
 論文の種類
 論文の構成について
学生のプレゼン担当日の決定
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】各自、大学院資料から、修士論文を一遍選択し熟読すること
【復習】論文の構成を理解する。
授業実施特記 【提出】自分の興味ある英文論文を図書館から選び、発行年度、雑誌名を調べ、サマリーの全文和訳、論文の要旨(目的、方法、結果、考察にわけること)、並びに論文すべてを全員にメール配信する。
第3回 内容
修士論文の作成方法について②(学生のプレゼン並びにディスカッション)
 選択した論文に関し、背景、目的について説明し、何を記載すべきかをプレゼンする。
 松本がコメントする。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】プレゼンの準備 内容に関して調べる。
【復習】背景の書き方、参考文献の扱い方につき復習する
授業実施特記
第4回 内容
修士論文の作成方法について③
 修士論文の題目の決め方ー予測できる結果について
             方法について
 担当学生により、研究の方法について 妥当性について プレゼンする。
                   限界、改善点
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】研究の方法を決めるのに重要なことをまとめる
【復習】自己選択の論文の方法の妥当性について検討する
授業実施特記
第5回 内容
方法 対照群の設定について
   研究のデザインについて
   統計について
担当学生による統計に関するプレゼン 論文に使用した統計の説明
   平均値、標準偏差、標準誤差 検定につき解説すること
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】被験者の数は何人くらいが適切か?
    内容の統計用語の学習
【復習】平均値、標準偏差、標準誤差 検定につき理解すること
授業実施特記
第6回 内容
方法 統計について
 学生担当 前回のプレゼンにあった統計の解説を行う。
有意差 有意水準 正規性の検定について解説する
PCエクセルを使用した平均値、標準偏差、標準誤差 の算出
国内外の参考文献の収集と整理②
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】第5回プレゼンの統計の内容の理解をしておくこと
【復習】PCを用いた基本統計量の算出方法を習得のこと
授業実施特記
第7回 内容
t検定(対応のあり、なし)χ二乗検定
スミノフの検定とは?
PCを使った検定の実際
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】t検定(対応のあり、なし)χ二乗検定、スミノフの検定について調べる
【復習】例題の実践
授業実施特記
第8回 内容
国内外の参考文献の収集と整理
 参考文献の記載方法
 文献検索 グーグルスカラー Pubmed を用いた検索


授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】グーグルスカラー Pubmed の検索ができるようにする
    自分の興味あるキーワードを準備する。
【復習】自分の興味あるキーワードからグーグルスカラー Pubmed で検索する。
    検索結果で、グーグルスカラー Pubmed の違いを確認する。
授業実施特記 学内のwifiにアクセスできるように準備のこと
第9回 内容
プレゼンテーション①
パワーポイントの実践
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】パワーポイントの基本について
【復習】課題の実践
授業実施特記
第10回 内容
プレゼンテーション②

学生 選択論文の結果のグラフを解説し、文中の表現との関係を説明する。
   グラフの作成で注意すべきことを述べる
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】エクセルでグラフを作れるようにする。誤差線 凡例など
【復習】選択した論文の同形式のグラフの作成を行う

授業実施特記
第11回 内容
プレゼンテーション③

学生 選択論文で注意すべきことを述べるの結果の表を解説し、文中の表現との関係を説明す   る。
   表の作成で注意すべきことを述べる。

授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】論文における表とグラフの使い分け、作成上の注意点を予習のこと
【復習】選択論文と同様の表を作成する。
授業実施特記
第12回 内容
先行研究の討議
 自分の選択した英文論文の先行研究を調べ、現在の研究で明らかになっている点、明確にすべき点についてプレゼンする。(max 3名)
パワーポイントを使用してプレゼンを行うこと。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】先行研究の調査
【復習】講義の理解として、先行研究からこの研究の目的に整合性があるか検討する
授業実施特記
第13回 内容
修士論文テーマについて①
 テーマに関する文献検索の結果を各自プレゼンする(全員)
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】自分の研究のテーマを設定する
【復習】テーマの妥当性について考察する
授業実施特記
第14回 内容
修士論文テーマについて②
 研究計画書の作成を各自行う
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】大学院事務もしくは助手から計画書のフォーマットを手に入れ、
    何を記載するか準備する
【復習】研究計画書について検討する
授業実施特記 研究計画書の提出(1次)
第15回 内容
総括
 学術論文の構成、基本、統計の基礎、図表の作成、パワーポイントの作成を理解する。
授業時間外における学修(予習・復習等) 【予習】今期の講義の内容をマスターできたかチェックする。
【復習】この講義の課題を整理する
授業実施特記