最終更新日:2016/03/16
Syllabus
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概要
対象年度 年度 2017 (週1コマ)春期 開講時限 金2
開講学部・学科等 大学院
科目コード 022000300 科目ナンバー
授業名 スポーツ科学システム特論Ⅰ
英文授業名 Advanced Study on Sport Science System I
担当教員 角田 直也

授業形態 講義、実験・実習・実技
e-learning利用 その他:
担当形態
関連する授業
当科目履修前に履修して
おくことが望ましい科目
後続関連授業
教職課程科目
テーマ・キーワード スポーツ科学研究、スポーツ科学実践研究

授業の概要・ねらい スポーツ科学研究では、身体活動を運動学、バイオメカニクス、生理学、解剖学、等の観点からアプローチし、得られた新知見をスポーツ選手の競技力向上につなげることに意義がある。
本特論では、スポーツ科学に関わる研究の果たす役割や、その意義について解説する。また、国内外の研究報告を参考に、実際の測定方法やデータの分析方法について論じる。また、研究結果の解釈、フィードバック方法やデータの応用について論じる。さらには、専門分野に関わる国内外の学会について紹介し、学会での発表方法について論じる。
本特論を通じて、院生が適切な研究論文テーマを決定できるように動機づけること、ならびに修士論文作成の手順や研究成果の活用法について理解することが目的である。
到達目標 ・自身が興味関心を抱く現象について、自然科学研究の方法論に準じて課題設定できること
・学術論文をまとめられるようになる
教科書と準備するもの 授業時に適宜資料を配布する予定である。
参考書 特になし
評価の基準 ・自然科学研究の仕組みを理解している
・自然科学研究の実践し学術論文としてまとめることが出来る
具体的評価方法 ・グループで研究課題を設定し小論文を提出し評価する(70%)。評価内容は、研究趣旨の正当性、論文の体裁、先行研究の理解からなる。
・小論文作成に係る実験や先行研究の収集などについての参加の度合いを評価する(30%)。

以上の点をA(80点以上)B(70点以上)C(60点以上)の三段階で評価する。
授業評価アンケート
フィードバック・
受講生へメッセージ
単位互換
特記

授業計画
第1回 内容
ガイダンス
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)シラバスを確認しておく

(復習)自身の興味がある研究テーマについて先行研究を探る
授業実施特記
第2回 内容
スポーツ科学に関わる研究の役割と意義について①
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自身の研究テーマが実践場面での課題とどのようなつながりがあるか考えておく

(復習)研究活動や研究成果がもつ社会的意義について整理しておく
授業実施特記
第3回 内容
スポーツ科学に関わる研究の役割と意義について②
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)研究活動や研究成果がもつ社会的意義について整理しておく

(復習)科学研究費など、国家施策として進められれている研究活動について整理する
授業実施特記
第4回 内容
スポーツ科学に関する研究方法について①
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)自身の興味がある研究テーマおける先行研究をひとつ読んで来る

(復習)自身が題材とした研究がどのように組み立てられたか、授業内で学んだ研究計画の立て方から整理する
授業実施特記
第5回 内容
スポーツ科学に関する研究方法について②
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)グループで研究テーマを設定してくる

(復習)授業内でおわらなかった(仮想)研究計画について、先行研究などを参考に完成させる。特に具体的な「方法」については明確にする
授業実施特記
第6回 内容
スポーツ科学に関する分析方法について①
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)先行研究を一つ読み、実験や調査で得られたデータの分析方法について疑問点をまとめてくる

(復習)授業内で学んだ様々な分析方法のなかから自身の研究テーマに沿った分析方法を整理する
授業実施特記
第7回 内容
スポーツ科学に関する分析方法について②
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)グループで実施した仮実験のデータを分析してくる

(復習)分析結果についてまとめたグラフ・表を説明できるようにまとめる
授業実施特記
第8回 内容
研究結果の解釈について①
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)グループで実施した仮実験のデータについて理解してくる

(復習)仮データの表す意味について整理する
授業実施特記
第9回 内容
研究結果の解釈について②
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)仮データの表す意味についてまとめておく

(復習)データの解釈(読み取れること)について、その限界と先行研究との比較について整理する
授業実施特記
第10回 内容
研究成果のフィードバック方法について①
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)実践現場での研究成果の活用について、国立スポーツ科学センターの報告書で確認しておく

(復習)研究成果とフィードバックデータの違いを整理しておく
授業実施特記
第11回 内容
研究成果のフィードバック方法について②
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)仮データをフィードバックデータに変換しておく

(復習)仮データの実践現場での活用について整理する
授業実施特記
第12回 内容
研究成果の応用について①
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)仮データの実践現場での活用について整理する

(復習)研究成果の汎用性とその限界について整理する
授業実施特記
第13回 内容
研究成果の応用について②
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)仮データの汎用性について考えてくる

(復習)追随実験、関連研究とのつながりについて整理する
授業実施特記
第14回 内容
国内外での学会発表について
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)昨年度の日本体育学会大会における予稿集を参照してくる

(復習)発表の形態(口頭、ポスター)について、その特性を整理する。また、学会発表の異議についてまとめる
授業実施特記
第15回 内容
総括
授業時間外における学修(予習・復習等) (予習)仮データを用いて小論文をまとめる

(復習)本授業で学んだことを生かして、自身のテーマに沿った研究計画を立案する
授業実施特記